20代の頃はワイヤー襟のシャツが好きで何着も買っていたのですが、最近は全く買わなくなりました。どころか着る回数も減り、処分の対象となっています。
なぜ私がワイヤー襟シャツを使わなくなったのか。その理由をお話しますので、ワイヤー襟シャツを買おうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ワイヤー襟のシャツをお勧めしない4つの理由
私がワイヤー襟のシャツを買った理由はクリンクル加工のシャツが好きだったためです。
クリンクル加工シャツの襟元はほとんどワイヤー襟。全体にシワを掛ける加工なので襟元もヨレっとしてしまいます。ヨレヨレの襟では格好が付きません。そこでワイヤーを入れて襟の形を保っています。
襟元を自由に立てることもできるので、男らしい印象が強まります。普通のシャツに比べて面白みがあり格好良いので特に若者に人気なのも頷けます。
しかし、着用を続けるに連れてデメリットが見えてきました。
数回の洗濯でワイヤーが弱くなる
ワイヤー襟のシャツはネットに入れて洗濯機の手洗い設定で洗います。ですが、洗濯機で洗う度にワイヤーは弱くなります。
1度、面倒臭くなりネットに入れず洗濯機に入れたことがあります。ワイヤーらしさが失われ、ヨレっとしただけの襟元になりました。
長く使いたいのなら、手洗いで慎重に洗う必要があります。
襟の後ろがたるんでくる
こちらは長年使っているワイヤー襟のチェックシャツ。既にワイヤーは弱くなり普通のシャツのようになっています。しかし他のシャツと違い、襟の後ろにたるみが出てきます。アイロン等を使ったのですがワイヤーによりこの形に戻ってしまいます。
襟の前側は鏡を見て手直しできますが、後ろは大変です。着用時に自宅でチェックしなければいけません。
変な形に固定されてしまう
写真の襟元。手で直してもこの形に戻ってしまいます。ワイヤーが中で曲がってしまい、このような癖が付いてしまいました。
ボタンを留めて着ると襟元だけ浮いてしまうため、ボタンを空けて着るようにしています。普段からワイヤーを伸ばしておく、癖を直しておく必要があります。
カジュアルが強まる
衣類はシワが多いほどカジュアルになります。ジーンズも丈を少し短くするとシワが減り上品な印象になります。
ワイヤー襟はどうしてもシワや型崩れがおきます。真っ直ぐにしようと努力してもどこかで曲がってしまいます。真っ白・真っ黒なシャツなら程よくカジュアル感がプラスされるのでアリなのですが、当記事最初の写真のようなチェックシャツでワイヤー襟だと少年っぽい印象になります。
「シンプルコーデ」を心がける
とは言え、ワイヤー襟には独特の魅力があります。襟を固定できるのは他には無い特徴です。
ワイヤー襟シャツを購入するなら、
- 単色のシンプルデザイン
- 着丈はベストサイズにする
- 日ごろから清潔を保つ
ことを心がけましょう。
こんな感じでクリンクル加工無しのワイヤー襟シャツもあります。お勧め。
まとめ
外出先で
「襟曲がってるよ。」
と何度か言われました。
ワイヤー襟のシャツを知らない人も意外に居るんですよね。特に年配者。ワイヤー襟に限ったことではありませんが「人からどう思われるか」を考える必要はありそうです。
昔は色んなお店で見かけたんですが、最近は数を減らしましたね。自分が歳と共に買うお店を変えたからかもしれません。どっちかと言えばV系的なお店で販売されていますから。
調べてみたら自分で襟にワイヤーを入れる人も居るみたいですね。素直に凄い。