「眠気が出る」と思い込んでいませんか?
毎年、「今年は花粉が去年の〇〇倍です。」と言われています。10年前の何倍なんだろうwと思わず笑っちゃいますが、確かに花粉の量は増えています。というよりもアレルギー体質の人が増えてきたんですよね。急に花粉症を発症するケースも珍しくありません。
そこで頼ってしまうのが花粉症市販薬。医者に行くより手軽ですし、それなりに効き目があります。ですが、医者の薬より強いものがあるってご存知ですか?めまい・吐き気、さらには悪夢など色んな副作用があります。
今回は私の経験談から副作用の恐ろしさ、気をつける点をまとめてみました。最後の対策はマスクしかないのかもしれませんね。
主な効能
花粉症の薬って種類や種別があるんです。
- 抗ヒスタミン
- 抗アレルギー
- ステロイド系
眠気が無い、副作用が少ないなどそれぞれにメリットデメリットがあります。
抗ヒスタミンはくしゃみ・鼻水・涙などに即効性があり、発症後にも効果があります。
抗アレルギー薬は症状を遅らせる効果と和らげる効果があります。副作用は少なめ。
ステロイド系は炎症やアレルギー反応を抑える強力な薬ですが副作用は大きめです。
副作用は100%ある
効能がある、鼻炎に効果があるということは副作用が必ずあるということです。例えば鼻づまり。鼻の粘膜の血管が炎症を起こして腫れていることが原因なので血管を収縮させて改善させます。しかし、鼻以外にも効果があるため全身の血管が萎縮。心不全や脳出血を起こす可能性があります。
あまり知られていませんが「睡眠」に関して様々な副作用がありますのでご紹介します。
30代男性の経験談
私はヒノキの花粉症です。3月末から目のかゆみ、くしゃみがひどくなってきたため、タブレット系の市販薬を使うようになりました。喉がカラカラになる副作用がありましたがそれ以外の症状は良くなりました。しかし1週間後に身体に違和感を覚えるようになったんです。
寝不足からの頭痛、吐き気
私の症状は以下の通りです。
- 右目の奥の方に頭痛
- 寝つきが悪い+深夜3時ごろに目が覚める
- 嫌な夢を見る(昔の思い出や失敗系の内容)
- 誰かをおぶっているような肩こり
心当たりが花粉症の薬しかありませんでしたので改めて副作用の欄を見ることに。何と「悪夢」って書いてあったんですよw
悪夢→早朝起床
血流に左右するため、頭痛や肩こりになります。ホルモンに影響する成分もあるため、自律神経や交感神経の働きが不安定になります。その結果、寝つきが悪くなり悪夢や早朝の覚醒といった症状になります。
薬をやめて2日経過したらピタッと収まりました。
市販薬だから弱いと考えるのは止めてください。人により薬の相性もあります。風邪薬の副作用で無くなった方もいますので、違和感を感じたら直ぐに服用をやめて医者に行くようにしましょう。
薬剤師から聞いた対策・改善方法
それでも花粉症の症状は地獄です。多少の副作用があっても服用したい!と考えることも分かります。そこで、薬剤師にどのようにしたら良いのか聞いてきました。
容量を少なめにしよう
「1回2錠1日3回」のように服用回数と服用個数が書いてあります。これを必ずしも守る必要はありません。(多く摂取するのは絶対にいけませんが。)
強い薬なら1錠を半分に割って飲む方法もあります。量が少なければ副作用も半減できます。薬は飲むにつれて耐性がついてしまいます。最初のうちから強いものを飲むのではなく、弱いものを少しずつ飲むようにしましょう。
ちゃんと錠剤を割るための道具も販売されているんですよ。
錠剤など服用タイプの薬をやめよう
身体の弱い人、他の薬を飲んでいる人に錠剤タイプの薬は危険です。花粉症の原因は花粉が身体に入ってくることですから、入ってこない対策をすれば安心です。
- マスク
- 花粉用メガネ
- 空気清浄機
- 帰宅後のブラッシング
しっかりと実践すれば効果が得られます。最近では鼻に塗るタイプのマスクも販売されています。スースーする成分が入っているのでスッキリしますよ。効き目は弱いので定期的に塗る必要があります。
まとめ
花粉症はつらい病気ですが対策ができる病気です。睡眠障害は精神の病に関わってきますし、血行抑制は命の危険があります。副作用で花粉症以上の症状がでる危険があることを覚えておきましょう。