過度の緊張感があるなら要注意
私は飲み会や人の相談に乗るのが好きな外交的な人物です。ですが、極度に人からどう見られているかを気にします。目を合わせるのが苦手ですし、ぶっきらぼうにされるとハンマーで叩かれたような衝撃を受けます。
先日、ホンマでっかTVを観ていた時のことです。ハリセンボンのはるかさんが「人のことを考えすぎてちぐはぐな行動を取ってしまう」と悩みを語っていました。先生からは「対人恐怖症だね。」との返答。
思わず身を乗り出しました。自分も全く同じことをしていたからです。
今回は対人恐怖症に関してまとめてみました。同じような経験があればあなたも対人恐怖症かもしれません。
こんな行動をしていませんか?
以下は私が経験した悩みです。
対人恐怖症は学生時代の環境が影響するのではないかと思います。私の通っていた中学・高校は体育系が強く、文科系の人たちは総じて辛い目に合っていました。出来るだけ接しないように心がけてきましたが、その流れが現在にも残ってしまっています。
人と目を合わせられない
合わせても構わないのですが、目を見ることで相手の本心が分かってしまう気がするんです。一緒に飲んでいても相手が楽しくない目をしていると、それだけで必死になってしまいます。
自分が必死になると相手も引いちゃいますよね。
相手を喜ばせようと思って無理な反応をする
そこでやってしまうのが、無理に自分を作ること。相手が話しやすいように質問ばかりしたり、身振り手振りが大きくなったり。
ハリセンボンのはるかさんは会話が短い方が相手が楽だと思い、ほとんど反応をせず相手が話に没頭できるようにと考えていたそうです。
ちなみに、これは全て裏目にでます。
話すのに必死で息を吸うのを忘れる
普段は何とも無いのですが、仕事で報告をする際に急に息が詰まることがあります。自分は緊張していないつもりでも、身体が付いていっていないんですよね。人と居てリラックスできていない証拠です。
嫌われるのが怖くて素直な会話ができない
一番悩むのがこれ。
私は人の悪口や愚痴が苦手な方です。ですが、会話上必要だと思えば悪口の輪に入ってしまうことがあります。自己嫌悪に陥り、さらに対人は悪化します。
全員から好かれるのは無理ですから、嫌われたって良いんですけどね。1人になる恐怖感があります。
治療方法
精神的な病気、緊張感が高まる病気ですから、心療内科で治療できます。
薬もあるけど・・・
もちろん、処方箋もあります。抗うつ剤や安定剤により緊張感をほぐすことが出来ます。
が、うつ病と同じで薬は根本の改善に繋がりません。結局は環境か自分の考え方を変えるしかないんです。私が思う重要なことは以下の通り。
自己を捨てよう
周りの目が気になるということは、自意識過剰なんです。人は自分が思うほど相手のことを見ていません。
自分を守るためにウソを付いたことがありませんか?これは絶対に避けなければいけません。自分がー私がー!という考え方を捨て、人のことを第一に考えてみましょう。
ただし。世の中には人を奴隷のように使う人も居ます。全てを受け入れる聖者になる必要はありません。
人を包み込むように
人から好かれようとするのではなく、相手を受け入れるような考え方に変えましょう。
まずは身体のリラックスから。相手の目を見る時は柔らかい表情をしましょう。必死になる必要はありません。上手に返答する必要もありません。ただ、相手の良い部分を考えていれば上手くいくものです。
無理をして話さなくても良い
悪口のところでも言いましたが、無理に会話に入る必要はありません。相手が心地よく話せる状態を作ってあげれば良いんです。
顔の緊張感を解き、目を優しくし、口角を上げる。これを心がけていれば相手から話してくれるようになるでしょう。自然な状態を作り出せばあなたも上手に会話ができるようになります。
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30歳になり、少しだけ人との距離感が分かってきました。それでも、緊張しすぎて一緒の時間を楽しめない時があります。お酒の力を借りるとかなり楽になるんですけどね。思えば全部の会話に反応しようとしていたなぁ。