庭の水はけが悪く、水溜りができてしまう状態です。原因は粘土質の土でした。そのため、暗渠排水工事をdiyすることにしました。今回は2日目の記事になります。
前回の記事はこちら。庭の水はけに悩んでいる方は合わせてご覧下さい。
【庭】水溜りに悩むあなたへ。意外と簡単な暗渠排水の方法と実践結果
透水枡の加工について
水を地面に染みこませるための透水枡に配管が入るための穴を開けました。
手動のドリルで大きな円を作ります。当然ながら穴がギザギザになってしまうため、やすりでキレイに整えます。
ちなみに電動工具にホルソーを取り付ければ手っ取り早いです。手動のドリルだと1時間ほどかかります。
やすりをかけた後がこちら。
透水枡設置穴の加工について
透水枡を設置する為の穴を掘ります。私は前回の記事で既に掘っておきました。
まず、透水枡の穴に配管が通るか試します。無事に通れば透水枡が置ける程度の高さまで砂利を敷き詰めます。そうしないと透水枡が下にズボっと入っちゃいますからね。
↓こんな感じです。
浸透枡の設置
次に透水シートを引きます。シートを引かない方法もありますが、雨が強い日だと配管に水が逆流する恐れがあります。泥の混じった水が逆流すると配管が詰まる恐れがあるため、私は浸透枡ごとと薄いシートでカバーすることにしました。
こんな感じです。
ネットで検索すると砂利ごと透水シートでカバーする方法もあるようです。私は透水シートがダメになってしまった際の取替えが大変になりそうだなと考えた為、浸透枡のみ透水シートで覆うことにしました。
配管が入る部分に切り込みを入れておき、先にシートの中に配管を通した方が設置がラクです。
配管穴の隙間埋め
私はホルソーを使って配管を通す穴を開けていません。なので、隙間が目立ちます。パッキンを入れることもできないので、パテで隙間を埋めることにしました。隙間を埋めないとそこから泥水が浸入し、透水シートの中が詰まっていく恐れがあります。
使ったパテがこちら。
水に強い粘土状のパテです。青と白の粘土が混じっており、それを手でこねることで固まるようにできています。意外と臭いがしますのでマスクを着用しましょう。同封されている手袋も穴が開きやすいので、別のゴム手袋を用意すると安心です。
こねている最中の写真がこちら。ご覧の通り、手袋がちょい破れてしまっています。
隙間を埋めた写真がこちら。
こんな感じでキレイに埋まります。こちらには透水シートでガードされた比較的キレイな水のみ入り込む作りになりますので、パッキンじゃなくてもダメになりにくいと考えました。1年に1回確認すればよほど大丈夫でしょう。
後は浸透枡に蓋をして、透水シートで覆った後に砂利をかぶせて完成です!無事に雨水が入り込むことが確認できたら土をかぶせましょう。
注意事項
- 浸透枡内に土や泥が入り込んでしまうようなら、浸透枡の下部分の透水シートを破りましょう。枡の中に土・泥がたまらなくなるため、効果が維持できます。
- 砂利は多めに使いましょう。暗渠排水管を使わなくても、砂利だけで一定の排水効果が期待できます。
- スコップのみで作業するのは大変です。クワがあると溝が掘りやすいです。
- 浸透枡設置用の穴は深く掘りましょう。幅も広くて構いません。浸透枡と同じ大きさの穴では効果が弱まってしまいます。結局、広げすぎた部分には砂利を敷き詰めることになるので、どれだけ大きくても構いません。穴が大きければ大きいほど排水効果が高まります。
2日間合計で4時間の作業内容となりました。
diyど素人の私でも何とか形になりました。当然ながらプロの排水工事には適いません。しかし、それなりに排水効果はありますよ。
暗渠排水工事を頼むとおよそ30万円。自分で行えば1万円ほどで設置できます。庭の水溜りに悩んでいるのなら、暗渠排水工事diyにチャレンジしてみてはいかがでしょう。