「何とかして使いたい」を諦めよう
6月になり雨が増えてきました。この時期の悩みは「カビ」。風呂場・洗面所はもちろんのこと、部屋の隅にも知らないうちに発生しています。
特に気をつけたいのが布団・マットレスの裏側。ちょっと放置していただけで真っ黒!ということは珍しくありません。先日、私もやらかしてしまいました。意外と処分方法に困っている方が多いのでまとめておきますね。
再利用はしてはいけない!
By: Helena Jacoba
餅とかパンにもカビって生えますよね。その部分だけ取り除けば食べられると思うじゃないですか。同じ感じで布団もカビだけ除去すれば使えると思いますよね。
絶対!カビが生えたら捨てましょう!
キレイなんて考えてはいけません。カビは私たちが思っているよりも凄い生命力を持っているんです。
カビは奥底にまで根を張っている
カビって菌類なんですよ。黒い部分は一部で、植物のように根を張っています。
服を例にしてみましょう。
服にカビが生えると菌糸は繊維に混じっていきます。カビの生えた部分を除去しても奥の方の繊維まで根を張っていますから全部倒すことはできません。結局、そこから新しいカビが発生して元通りになります。少しずつ繊維と色素を分解し、最終的に衣類そのものをダメにします。
布団も一緒です。外側だけカビが発生していたとしても、ほぼ全体にカビが行き渡っていると思って良いでしょう。使うのはもちろんアウトですし、部屋に置いているだけでもカビを繁殖させているようなものです。
処分方法一覧
勿体無いですけどキッパリと処分しましょう。再利用しようとしても、結局別の物にカビを生やす結果になります。即座にビニール袋に入れ、処分する方法を考えなくてはいけません。
さて、布団やマットレスってどうやって捨てるかご存知でしょうか?
はさみで細かく切って捨てる
大変ですが、一番お金が掛かりません。細かくハサミで切ってビニール袋に入れます。燃えるごみとして分割して出していきましょう。はさみで切る際に綿や繊維が舞い散ります。もちろんこれにもカビが混じっていますから、
空気清浄機必須!
です。
マスク+軍手も絶対にして下さい。できれば服も処分して良いようなものを使うと良いでしょう。
粗大ゴミとして出す
コンビニで粗大ゴミ用のチケットを買い、各都道府県に持っていって処分してもらう方法です。これが一般的ですね。値段は都道府県によりマチマチです。安いところだと200円くらいで出せるようです。
欠点は物が大きいため、出せる場所が限られること。家の前だと邪魔になることもありますからね。
1,000円くらいで処分してくれる業者もあります。お金は掛かりますが一番クリーンで簡単ですよ。
「売るのって出来ないの?」
リサイクルショップに持っていけば良いんじゃない?そう思ったあなた。素晴らしいです。実は私も実践しました。どうせならお金をもらえた方が嬉しいですよね。場合によっては引き取りだけでもしてもらえますし。
結果はこちら。
マットレスはOK!布団はNG?!
マットレス → 1,000円
布団 → NG(引き取りも不可)
意外な結果でした。布団はカビ生えた生えていない関係なく引き取れないと言われました。中古品の布団は誰も買わないんだそうです。けれどマットレスはOK。5年以上使ったものでしたが、お金になりました。マットレスは需要があるんですって。
まとめ
- 黒かびが生えたら絶対処分
- 自分で処分する場合はクリーンな環境になるように心がける
- 粗大ゴミは安価だが面倒
- 業者を呼ぶのは一番簡単だが高い
- リサイクルショップは場所によりOKとNGが分かれる。