傷み・汚れの度合いが大切
自宅の近くにリサイクルステーションが出来ました。来年に引っ越すため、ここぞとばかりに衣類を整理整頓しています。
ときめき整頓術も実践しております。ここ数年間で衣類の趣味も変わりまして、以前は何とも思わなかった服も急に着られなくなりました。そこでふと思ったんです。飽きる服と飽きない服の違いってなんだろうって。
歳と共に趣味が変わるのは仕方ありません。素材の良し悪しが分かるようになりますし、自分の顔つき・体つきも変わってくるからです。それ以外にも言葉で表しづらい何かがあるような気がします。
今回はファッションの「飽き」について考えてみました。
服を手放したくなるパターン
私が手放した服には一定の条件がありました。パッとみてときめかないのには理由があったんです。それが以下の通り。
毛玉や汚れが酷い
まず、5,000円前後で購入した安物のメルトン生地製品。20,000円台の物に比べて毛玉が酷すぎました。手入れしたにも関わらず素材が粗いため次々に出来てしまうんですよね。
服は清潔感が命です。デニム生地以外のもので落ちない汚れが付いたり、破損があれば処分するべきです。どんなに高級なアウターでも髪の毛や動物の毛、毛玉だらけだったら残念ですよね。ユニクロの新品の方がよっぽど使えます。
一箇所でも気に入らない部分が出てくる
男はこだわりが多い生き物ですよね。他人が何とも思わない部分でも、自分がNGだと思うと着られなくなります。例えばボタン。一時期、くるみボタンがはやりました。
服の印象を変えるアクセントなのですが、30歳になった今は可愛すぎる感があります。濃淡がありますので、濃い色のくるみボタンは大丈夫なのですが、、、。この程度のことが自分には重要だったりするんですよね。
話が前後しますが、安いメルトンがこの服。
3年ほど着ました。細かく毛玉や絡みついた糸が付いています。表面でこんな感じなので、背中や首元はもっと凄いことになっています。
年齢に対して可愛すぎる
上記の例でも挙げましたが、年齢相応のものが欲しくなりますよね。学生の頃着ていたような英字Tシャツも社会人になってからは着られません。結局、飽きちゃうんです。
長く着られるものについて
では、飽きないものって何だと思いますか?やっぱりデザインと品質が良いものなんですよね。高いシャツは身体にフィットしますから、スタイルをキレイに見せてくれます。このような服は鏡で見ても格好良いため、手放そうと思いません。
経年変化が楽しめる
デニム素材・革製品は傷や汚れがワンポイントになります。ビンテージ加工された商品も定番ですし。使えば使うほど味になってくるため、手放すのが勿体無くなります。
ジーンズもそうですよね。古着の方が値段が上がったりするものですから。
私もデニム製品は余程のことが無い限り処分していません。
シンプル
白シャツやチノパンは何にでも合わせられるアイテムです。飽きる・飽きないという考えが浮かびません。流行に左右されないアイテムは素材がダメになるまでずっと使えます。
機能性が衰えない
最後に重要なのが機能です。服はファッションアイテムであると同時に肌を守る道具です。冬なのにペラッペラのアウターを着たいとは思いませんよね。
例えば羽のフワフワ感が無くなったダウンジャケット。どんなに格好良くても外で着られないのなら出番がなくなります。それが飽きに繋がってしまうんですよね。
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駅前で疲れきったお父様方を見ることがありますよね。彼らはヨレヨレのダウンを着て、サイズの合わないチノパンを履き、汚れきったスニーカーを履いています。
服は捨てないと同じものを使い続ける結果になります。何でもかんでも飽きたら捨てる!では破産してしまいますが、好みじゃなくなったものを捨てるのは必要なことなんです。
服を買うことは自分の好奇心を育てることなのですから。
持っていた服が飽きるということは、あなたが成長した証拠です。喜んで下さい!