ファッションは「ただ身につけるもの」ではありません。その場に合ったファッションをすれば、あなたの評価が高くなります。
しかし、若者の給料が下がっている現状があります。毎月のファッション代には限界があります。
そこで「何にお金を掛けて、何を安く揃えるのか。」が重要です。クローゼットに眠らせている服のお金を普段使うファッションに使えば、限られた予算の中で良いアイテムを購入できます。
当記事はファッション代の使い方と、「即買い」なファッションアイテムをご紹介します。※随時追加していきます。
1.大前提!お金を掛けるべきファッションアイテムとは
まず、ファッションを大きく3つに分類します。
- 通勤、仕事着
- ルームウェア、リラックスウェア
- 外出着、オシャレ着
このうち、お金を掛けるべきなのは外出・オシャレ着です。ファッションは人に見られて機能するものです。見られない部分は手を抜いても構いません。
通勤着はオシャレより機能性を高めた方が良いでしょう。自転車通勤なのにジャケットを羽織る必要はありません。
ルームウェア・リラックスウェアは柔らかい素材で落ち着けるものが良いでしょう。家の中でジーンズ・チノパンを履く必要もありません。真夏なら短パンの方がラクです。見るのは家族だけですから、家の中のファッションにこだわる必要はありません。
外出用の衣類・オシャレ着は人に見られるものです。また、TPOも考えないといけません。一番お金を掛ける部分です。
外出着でお金を掛けるべきもの
次に、外出着の中でお金を掛けるものを考えましょう。
大切なのは「使用頻度」です。
アウター・シャツ・パンツ・靴・・・色んなファッションアイテムがあります。その中で特にあなたが気に入っているものがあるでしょう。
私ならボーダーのカットソーとクラークスの靴を愛用しています。「今日は何を着よう。」と迷ったら、この2つを手に取っています。新しいアウターを買った際もこの2アイテムと合わせてしまいます。
あなたが知らず知らず手に取っているもの。いつも身につけているお気に入りのアイテム。それこそお金を掛けるべきものです。
TIPS:
と言っても、無駄にブランド物を買う必要はありません。お気に入りのものこそ「こだわるべき」です。「このメーカーはあまり好きじゃないけど、白シャツだけは安いのに形も良く便利。」と言うように、自分にピッタリの1着が見つかるようになります。その結果、高いブランドだったとしても無駄買いにはなりません。
年中使えるアイテム
いつも使えるアイテムとは、季節に関係無く使えるアイテムのことです。
- 靴
- 鞄
は1年を通して使えます。特に革靴やスリッポン、ショートブーツは真夏以外はいつでも使えます。鞄もレザーのトートバッグなら1年中使えます。
ダウンジャケットやコートは冬しか使えません。そのため、最高級品を買う必要はありません。それよりもインナーダウンやシャツの上から着られる薄手のニットにお金を掛けた方が使える季節が多くて無駄になりません。
飽きない服選びをしよう
「これ、何と合わせられるかな?」と考えて服を買いましょう。なぜなら、買っただけで着なくなる可能性があるからです。
- コーディネートに幅が無い、着回しが難しい
- サイズが合っていない
- 機能性が無い
という服を買っても無駄です。着ない服を買うのなら、そのお金をいつも着ている種類の衣類に使った方が良いです。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
最近は有名ファッションブロガーさんがファッションの教科書になるような本を出しています。私も購入しました。「オシャレの答え」を知ることで、何にお金をかけるべきか判断できるようになります。
2.ファッションに迷ったら便利なアイテム
以上、お金を掛けるべきファッションアイテムの話でした。以下、買うと便利なアイテムをご紹介します。どれも値段に対して品質が良く、使いやすいアイテムばかりです。ご参考になれば幸いです。
ボーダーのカットソー
ボーダーのカットソーはほとんどのアウター・シャツのどちらにも合わせられます。もちろん1枚で着てもOKです。
肌の上に直接着るものだからこそ、着丈・肩幅がピッタリで生地質の良いものを選ぶべきです。私はショップとwjkがコラボしたVネックボーダーを愛用しています。冬以外のシーズンで使い倒していますが、どれだけ洗っても毛羽立ちがありません。
バスクシャツ
フランス~スペインの漁師が着ていた「バスクシャツ」も使いやすいボーダーアイテムの1つです。
首近くまでボーダーラインがあり、肉厚で幅広い作りです。春先なら1枚で着ても良いですし、中にシャツを着るのもトレンド感があります。
デニムジャケット
インディゴのデニムジャケットはインナーとパンツを替えるだけで春・秋の両シーズンで活躍します。日中が暑い時期ならカットソーとの組み合わせ、肌寒い時期ならシャツorニットと組み合わせることで長く着られます。
ジャケットの下に何でも合わせられるよう、ストレッチ素材の伸びるタイプが良いでしょう。
革靴
ビジネスアイテムと思われていますが、カジュアルでも使いやすい靴が革靴です。ジーンズに合わせれば大人っぽい着こなしに。アンクル丈のパンツに合わせても子供っぽさを抑えられます。
革靴は高いものほど良い素材になります。手入れ次第で5年・10年と使い続けられるアイテムなので、予算をまわすべきでしょう。
私はクラークスの靴を愛用しています。
スリッポン
スリッポンは革靴に比べて蒸れません。真夏でも愛用できる靴です。防水スプレーを掛ければ雨の日も平気で使えます。
革靴よりカジュアル感が強いため、できるだけシンプルで黒っぽいカラーを選ぶと良いでしょう。
ユニクロのスリッポンは有名デザイナーがデザインしたことで大人気になりました。服のバイヤーさんやスタイリストもこぞって買ったことで知られています。
白シャツ
ダウンジャケットの下に着るのはもちろん、デニムジャケット・レザージャケットとアウターを選ばずに使えるアイテムです。もちろん、春・秋はインナー+白シャツでOK!
アウトドア以外なら何でも使える絶対にこだわっておきたいアイテムです。ただし、汚れやすいので定期的に買い換える必要があります。
私はグローバルワークの白シャツを愛用しています。丈が短すぎると子供っぽく見えるので、少し大きいくらいが好み。
同価格帯だと無印良品の白シャツが評価が高いですね。これも有名なデザイナーさんがデザインしています。(無印はデザイナーの名前を前面に出していないだけです。)
レザーのトートバッグ
肩掛け鞄をシャツやテーラードジャケットに合わせると子供っぽく見えます。テーラードジャケットはせっかくのキレイなラインに線が入ってしまい台無しになります。
ダウンジャケットと肩掛け鞄も着膨れしてしまって残念です。
そこで本革のトートバッグをお勧めします。どんな服にも合いますし、どうしてもカジュアルになりがちな真夏のファッションにも大人っぽさを演出してくれます。
靴と同様、手入れをすれば長年使えるのも魅力。
CPOシャツ・ウールシャツ
CPOシャツはアメリカ海軍下士官が着用していたシャツです。メルトン生地やウール生地が多いので、シャツなのにアウターとしても使えます。
肌寒い春先、真冬のインナーシャツとして重宝します。薄手のシャツのようにピッタリサイズを買うのではなく、少し大きめのサイズを買うと使いやすいです。古着でも可。
海外メーカー品のCPOシャツはアウター使いも可能です。
ショールカーディガン
普通のカーディガンに比べて肉厚で、襟元に特徴があります。春・秋に活躍するのはもちろんですし、真冬にコートのインナーとして使うこともできます。
上品なアイテムなので、白シャツのように使えるシーンが多いのも特徴です。1着持っておくと便利ですよ。
オーダー腕時計
格好良い腕時計は高価というイメージがありませんか?たった17,600円からカスタムオーダーできるお店が登場しています。
ほどほどの値段でオリジナリティのある1本を探しているのならお勧めです。
3.原価率を考える
製造コストの高い服を安く買えたらお得だと思いませんか?
原価率の高いメンズファッションブランドの服を購入し、自分の目を育てるとブランドに関わらず良い製品と悪い製品がわかるようになります。
まとめ
コートを5着持っていても1シーズンで活用させるのは難しいんです。それよりも、幅広く使えるシャツ・カーディガンを中心に揃えましょう。
最初にも書きましたが、ほとんど着ない無駄な服にお金をかけるのではなく、良く使うアイテムにお金を使うようにしましょう。「フランス人は服を10着しかもたない。」ではありませんが、1着にこだわる方があなたのファッションは洗練されていきます。