旅先のお供に最適!
PENのボディキャップレンズシリーズの評判が良かったので買ってみました!
単焦点広角レンズ用とフィッシュアイモデルがあったため、迷わずフィッシュアイを選択。
魚眼レンズとマクロレンズって憧れてたんですよねw
あまりに安価なレンズのため期待していませんでした。
取り合えずどんなもんか徹底的に使ってやろうと思い、名古屋城を撮影してきました。
結果。あまりに実用的だったためご報告させて頂きます。
ざざっとレビュー
まず薄さに驚き。まさに「ボディキャップ」です。
※この写真のみipad撮影。
装着するとこんな感じ。コンパクトデジカメと厚みが変わらなくなりました。名古屋城に行く際も鞄に簡単に入れられました。
ちゃんと魚眼特有の左右がゆがむ写りが出ます。(多少ゆるやかではありますが。)
中心部が鮮やかなのに対して周辺部は暗めになります。ピンホールエフェクトがかかっている感じ。
それでもコンパクトデジカメよりも格段に写りが良いです。
建物の中よりも風景画に強い印象です。近くの物でも遠くに感じる写りなので、物の撮影には向いていません。ですが、空や海、広々とした空間の撮影には下手なレンズよりも強い印象です。
では細かく批評していきます。
カメラマン目線の実用品評価
結論から言いますと
実用品
です!
撮影テクニックを磨く必要はありますが、この値段で大広角レンズを購入できると思えば嬉しい限り。
特に「場の空気」を撮影することに特化しています。
例えば外国に行き、空・建物・人の動きを全て1枚に収めることができます。
他のレンズと組み合して使うことで本領を発揮するでしょう。
薄い・軽い
上記していますが、とにかく薄くて軽い。これは他のレンズに無い特徴です。
概要
- 厚さ12.8mm
- 重さ30g
数時間使い続けていましたが、肩・腰の痛みが感じられませんでした。
PEN liteに付属していたM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm が115 gだったことを思えば当然です。
一眼レフ+ズームレンズと比較すれば500g近い差が出ます。
レンズを痛める心配が無い
レンズ自体が小さいのと、使用時のみオープンに出来るためレンズの傷を気にする必要がありません。
また、その薄さのため何かにぶつける恐れもありません。
(望遠レンズってカメラを肩にかけていると壁にぶつけやすいんですよね。)
今回使って分かりましたが、これは非常に大きなメリットでした。
パンフォーカスがシャッターチャンスを逃さない
ほとんどの人がAFで写真を撮影していますよね。このレンズはMFでパンフォーカスです。
簡単に言ってしまうと、常に全体的にピントが合った状態です。
(拡大すればぶれますが。逆にぼやける写真は苦手。)
AFだと撮影前に「ピピっ!」っていう音がしてピントが合いますよね。
この瞬間にシャッターチャンスが無くなることって多いんですよ。
(特に暗い場面・・・結婚式の誓いのキスとか。)
その点、このレンズはボディキャップという利点も含め、常にボタンを押すだけで撮影できる状態にあります。
大広角レンズとして使用可能レベル
標準レンズに比べてとにかく大広角です。上の本丸廊下写真を見ていただけば分かるように、物の全体像を写す事に特化しています。
標準レンズで苦手な事…たくさんの料理を全て撮影するだとか、バルーンリリースの撮影など一度に多くのものを撮影するのなら便利です。
ミラーレス一眼レフの良さを最大限に発揮できる
私が考えるミラーレス一眼の良さは
- 持ち運びに便利(旅行など)
- アートチックな写真を撮影できる
- 耐久性がある、壊れにくい
- 「ほどほど」の画質
です。この利点を発揮できるレンズでした。逆に言えばミラーレス以外で使うメリットは無いのかもしれません。一眼レフならそもそも持ち運びが大変なので、しっかりしたフィッシュアイレンズを使うべきでしょう。
PENのART機能と相性が良い
私は値段以上の高性能! 初めてのミラーレス一眼レフで「オリンパス PEN Lite E-PL6」を購入にあるように、PENのミラーレス一眼を持っています。多くのアートフィルターが内蔵されていますが、これと相性が良かった。
フィッシュアイ効果+別の効果を組み合わせられるので、よりトイカメラ的な写真を撮影できます。
フィッシュアイ+アートフィルター。独特な世界観を表現できます。
魚眼特有の効果が出せる
上記写真で分かりますが、柱がゆがんでいますよね。この魚眼特有の効果がしっかりと分かります。
安かったからこれを期待していなかったんですよねー。
やっぱり高価なものに比べると見劣りしますが、この値段でこのレベルなら十分の出来栄えかと思います。
狭い空間を広く見せられる
もっとも実用的なのがコレでしょう。
この写真。ほんの数歩で奥の部屋まで着いちゃいます。奥の部屋も数畳あるかないか。
被写体の大きさや長さを変えることは出来ません。
それでも広く見せたい場合はレンズの効果に頼ることになります。
これは大広角というよりもフィッシュアイの持ち味です。
現在のカメラ・レンズはかなりのレベルに達しています。仕事で使わない限り、10万円以上のレンズを使って表現することって無いと思うんですよ。(趣味・こだわりがあれば別ですが。)
そうすると、画質よりも色んなレンズを持って撮影できる幅を広げる方が良いと思うんです。
色んな可能性を秘めているという点で素晴らしい買い物でした。
購入したのはこちらのホワイト↓