念願のマイホームに引っ越したのに、猫の糞尿被害でお困りでは無いでしょうか。私も悩んでいる一人です。
お隣さんが猫にエサをやるため、野良猫が増えています。お隣との境界・庭が猫のトイレとなっているため、毎日糞を取り除いています。
しかし、ご近所さんとトラブルになるのも心配です。そこで、猫を寄り付かせない対策が必要となります。
今回は私が実践して本当に効果のあった、ただ2つの方法をお教えします。野良猫は糞尿被害だけでなく、危険な寄生虫も持っています。自分の身を守ると思い、真剣に対策しましょう。
猫の習性と知能
猫の対策をするためには、猫の習性や考え方を知る必要があります。まずは猫について勉強しましょう。
猫の繁殖率
ご近所が野良猫にエサをやっている場合、10~20匹の野良猫が居ると思って下さい。
なぜなら、猫の妊娠率はほぼ100%。年に2回繁殖し、1度の出産で3~5匹の子猫を産むからです。猫にエサをやる人が居る以上、猫は増え続けます。
猫の縄張り意識
猫は自分の縄張りを何よりも大切にする生き物です。人と一緒に飼い猫が引越しする場合、自分の財産を全て捨てるような感覚を持つと言われています。
1度トイレと決めた場所には何が何でも糞をしようとします。
フカフカの土や芝生の上で好んで糞をすると言われていますが、それ以上に場所にこだわります。糞被害に合った場所をコンクリートにしても効果がありません。事実、私の家とお隣との間はコンクリートですが、猫の糞だらけになっています。
TIPS:
しかし、近くにフカフカの土があった場合はそちらでも糞をします。庭の手入れをする際に土を掘り返しました。すると、そちらでも糞をするようになったのです。もちろん、ずっと被害に合っているお隣との間にも糞をしています。
猫の知能
猫はあなたが思っている以上に賢い動物です。
嫌いな臭いがしても、いつもと違う置物があっても、危険が無いと分かれば平気で歩いていきます。
あなたがどれだけ猫を追っ払っても、あなたの居ない時間帯を見つけ糞をします。人の言葉を何となく学習するというデータもあります。
あなたが野良猫を見つけて「コラっ!」と叫んでも、何もしないと分かってしまえば距離を取ることも無くなります。
猫の運動能力
猫は凄まじい身体能力を持っています。
- 助走無しで170cmジャンプできる
- 木登りができる
- 高さ30cmから背面で落とされても、身体をひねり四足で着地できる
以上を踏まえて、猫対策を考えた結果、効果があったのが以下の2点です。
猫対策で効果のあった2つの方法
- 猫は危険性が無いと分かれば縄張りにしてしまう
- 猫は場所に執着する
そのため、糞尿被害の合った場所を「危険地帯」にするか、「その場所に入れなくする」ことで解決できます。
庭をフェンスで囲う
庭を高さ150cm以上のフェンスで囲いましょう。これで猫はほとんど入ってこなくなります。
170cm以上垂直にジャンプできるため、150cmのフェンスは飛び越えられるとお思いでしょう。しかし、フェンスの形によっては飛び越えられなくできます。
- ブロックフェンスのように、フェンスの頂点で登れるタイプは使わない
- フェンスの上をトゲトゲにする
これで猫の侵入を防ぐことが可能です。
私は実際にこちらの商品を購入して設置しました。
理由は、
- 地面に埋め込むタイプなので木製ハンマーがあれば設置可能
- 背が高い
です。足元に隙間ができます。そこはネットや有刺鉄線で隙間を埋めましょう。
センサー付きスプリンクラーの設置
猫がもっとも危険だと思うこと。それが「水」です。
猫の毛皮は水を弾きません。濡れてしまうと体温が下がり危険を感じます。汚れることも嫌うため、水分を含んだ地面の上も歩きません。
そこで、センサー付きスプリンクラーがもっとも効果がありました。
これにホースを取り付け、別パーツで地面に突き刺します。カラスの顔の口の部分がセンサーになっており、猫を感知すると上のパーツから水を噴射します。
こちらの動画がすごく分かりやすいです。
作りが弱い部分は防水テープを巻くことでカバーできます。(説明書にもそのように記載されています。)
海外製ですが、日本語の説明書付き。
他社の製品もありますが、この「スケアクロウ」がもっとも質が良いと評判でした。確かに重さもあり、動作も安定しています。センサーの稼動範囲が難しいため、設置場所によっては設定が難しいかもしれません。私も最初の取り付けには苦労しました。
猫の通り道に直置きしてしまうのがもっとも効果がありました。
猫避けスプリンクラーは急に販売が終了するケースがあります。猫対策に真剣にお悩みなら、早期に検討してみましょう。