癖の強いゲームしか面白いと感じない私が久しぶりに傑作に出会いました。
それがインディーズゲーム『FTL』。たったの1,000円。
「最近、面白いゲームって無いよなー。スーパーファミコン時代の方がよっぽど良いゲームあったよ。」とお思いのあなた。
騙されたと思って買ってください。1,000回以上遊べますから。
詳しくお話しますので、最後までどうぞお付き合い下さい。
1.『FTL』ってどんなゲーム?
FTLは未来の宇宙を冒険するインディーズゲームです。
主人公の戦艦が機密情報を持っており、その情報を無事に届けることがゲームの目的です。様々なエリアを冒険し、そこでスクラップを入手。船を強化するもよし、武器を買うもよし。あなたなりの考えで船を強化し、追ってくる敵の部隊と戦いながら宇宙を冒険します。
これが戦艦です。
船には乗組員と部屋があります。敵の攻撃を受けると火災が発生したり、船の一部分が壊れ起動しなくなります。
また、緑色のメーターは電力です。電力の行き届いていない部屋は機能を失います。
酸素供給システムを切り、武器の電力を上げ敵を一気に攻撃する!
などの戦略が求められます。
2.FTLが1,000回遊べる5つの理由
では、なぜFTLが1,000回以上遊べるゲームなのかを解説します。
2-1.ローグライクゲームである
ローグライクゲームとは、ゲームをスタートする度にイベントやダンジョンがランダムで形成されるゲームです。
「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」がローグライクゲームの代表ですね。
最初のエリアで乗組員を失うイベントが起きれば直ぐにゲームオーバーです。逆に、強い武器を入手できればある程度はスムーズに進められるでしょう。
火災を発生させる武器を入手したのなら、火災に平気な『ロック』という種族を集めると有利です。このように、その状況で考え方を変えなければいけません。一定の進め方が無いため、1,000回遊んでも飽きません。
2-2.あなたらしい戦い方を見つけられる
戦艦同士で戦うといっても、撃ち合いをするだけではありません。
こちらは小隕石群の中で戦っています。戦艦はシールドで守られていますが、攻撃や隕石の衝突で一時的にシールドが破られてしまいます。
隕石が衝突した瞬間に攻撃する。
テレポーターという機能を使って敵船に乗り込む。
という戦略が求められます。
RPGのようにレベルが上がれば強くなる訳ではありません。あなた自信のレベルが上がらないとこのゲームは進められないのです。
2-3.戦艦・実績をアンロックしなければならない
戦艦もたくさんの種類があります。
例えばこちらの船。最初の船員が一人です。変わりにドローンという、パーツを消費して様々な役割を担う機能がたくさん搭載されています。
このように、様々な船が用意されています。しかし、これらの船を使うには何度もゲームをプレイしなければなりません。時にはHPを1にした後に全快するなど、極端な行動が求められます。
遊び方が1通りで無いことも、このゲームが何度も遊べる要因になっています。
2-4.鬼畜な難易度
FTLは高難易度ゲームとして知られています。
敵の攻撃で主要な部屋(コクピットやシールド)に火災が起きてしまうと、もうどうにもなりません。エリア1の隕石群が発生するエリアで、敵に自動攻撃レーザードローンが付いていれば即ゲームオーバーレベルです。
実はこのゲーム。Easyが普通の難易度と言われています。それ以上は運が無いとクリアできません。最近のやり直しができる簡単なゲームと比べて、ファミコン時代を思わせる難易度です。
2-5.美しい音楽と世界観
私がこのゲームを買った理由は2つ。
世界観が良かった点と音楽です。宇宙・SFの舞台の良い部分を全て集めています。ビーム、レーザー、ドローン、エイリアン。どれも男心をくすぐる世界です。
音楽も作りこまれています。決して凄く良い音源では無いのですが、MOTHER2のような中毒性のあるメロディーが心に響きます。
外国の人がプレイしている動画がこちらです。
パッチを当てれば簡単に日本語化できます。ご安心下さい。
このゲームがSteamでたったの1,000円!下手なゲームを買うよりも余程楽しめますよ。あまり知られていない、人とは違うゲームをプレイしたい方にお勧めです。