雨が降った後の庭に水が残ってしまいお悩みでは無いでしょうか。
水抜けが悪いと、
- 植えた植物が根腐りする
- 家に水がはねやすい
- 羽虫がわきやすい
と、デメリットばかりです。しかし、業者にお願いすると土の入れ替えや排水工事で30万円以上掛かっちゃうんですよね。
そこで私が実践したのが「暗渠排水」。1人で2時間もあれば形になります。水溜りも劇的に出来なくなりましたので、皆様もどうぞお試し下さい。詳しい作業方法をご紹介します。
1.暗渠排水とは
ざっくり言ってしまうと、
庭に水の通り道を作り、雨水をオケにためてしまおう!
という方法です。溝を掘るだけでも水ってそちらに流れていくじゃないですか。それを利用して、雨水をためる場所に送ってしまう考えです。
なので、
- 雨水をためる場所を作る
- 水を通る溝を掘る
が主な作業内容。しかし、溝を掘るだけでは残念な庭になってしまいますよね。そこで、水の通りやすい砂利やパイプを埋め排水します。
暗渠排水に必要なアイテム
で、実際に必要な道具がこちら。
ネトロンパイプ
メッシュ状になったパイプ。水を浸透し、スムーズに移動させる効果があります。4m単位でホームセンター等に販売されています。塩ビ配管と同じようにノコギリで簡単に切れます。
暗渠配水管という名前でも販売されています。
砂利
ネトロンパイプをそのまま埋めてしまうと土でメッシュ部分が目詰まりします。そこでパイプの周りを砂利で覆います。砂利そのものが水を浸透しやすいため、排水効果の高まるメリットもあります。
ネトロンパイプ1mに20キロの砂利が2袋あれば足ります。
セメント用のバラスでも構いません。私はカーマホームセンターで198円で販売されていた「砂利 大きめ」を6袋購入しました。
透水シート
パイプの周りを覆います。土は通さず、水は通すシートなのでパイプの目詰まりを防ぐことができます。透水シートでなくても、透水効果のある防草シートで代用できます。
雨水浸透ます
底の抜けたバケツのようなますです。これにパイプを通し、底部分に砂利を引くことで水を浸透させます。底の抜けていないものもありますが、私は最終的に地面に吸収させたかったためこちらにしました。
2.暗渠排水の方法
手順は簡単。
まず、雨水浸透ます入れようの穴を掘ります。次にパイプを置く為の溝を掘ります。穴は深く掘りましょう。雨水浸透ますより深く掘り、砂利を多めに詰めるようにします。これにより浸透効果が上がるだけでなく、強い雨の際に溢れ出す危険が減ります。
これが終われば作業が終わったようなもの。私の場合、穴を掘るだけで1時間半使いました。
溝に砂利を入れます。
透水シート→パイプの順に砂利の上に置き、透水シートでパイプを巻きます。これでパイプの目詰まりを防ぎます。シートの耐久性に不安のある場合は2重に巻きましょう。砂利により排水効果がありますので、そこまで神経質にならなくても効果が出ます。
で、パイプをシートで巻いた後に余った砂利で蓋をします。最後に土をかぶせて完成!
現在、雨水浸透ますが到着していないので本日はここまでの作業となりました。ますが無いと穴の中に土が入っていきますのでちょっと面倒です。
注意点
大きめのホームセンターで無いと暗渠排水管が売っていません。通販だと送料が高く付きます
雨水浸透ますもほとんどのお店で販売されていません。amazonで通販すると良いでしょう。もちろん、ます用の蓋も忘れずに頼みましょう。蓋が無ければ土がどんどん入ってしまいますからね。
蓋は格子状のものを選んではいけません。これでは蓋をしていないようなものです。
雨水を浸透させたくない場合は、底のあるバケツタイプのますを使いましょう。しかし、ボウフラが大量発生する恐れがあります。私は浸透ますをお勧めします。
試しに水をかけてみましたが、現在でも水溜りができない状態です。ちゃんと穴の中に溝を通って水が排水されます。
雨水浸透ますが到着したら残りの工事を進め、完成させます。という訳で、後日の記事に続きます。