年々、湿度と気温が上がっている日本の夏。どうしてもショートパンツにサンダルのような、涼しい格好になりがちです。ファッションはラフにすればするほど少年っぽく見えるもの。あなたも虫取りの少年と同じようなコーデになっていませんか?
そこで1枚で簡単に大人っぽい夏ファッションを取り入れられる「リネンシャツ」を選ぶコツをご紹介します。トップスが決まっていれば、ボトムがショートパンツでもバランスが取れてオシャレに見えるものです。
では、お話します。
大人っぽいリネンシャツを選ぶ4つのポイント
リネンとは麻素材のこと。ゴワゴワした肌触りが特徴で、肌に優しく汗を吸収しやすい特徴があります。耐久性にも優れており、古くから衣類の素材として使われてきました。
「夏にシャツなんて暑くて着てられねーよ!」
と仰る方も、リネンシャツなら涼しく着られます。
しかし、リネンシャツは種類や色が豊富です。大人っぽいコーデのために買ったリネンシャツの色が派手なビビットカラーだとカジュアル過ぎて少年っぽいコーデになります。
以下の4点を守ることで上品な大人ファッションとしてのリネンシャツを楽しむことができます。
七部丈~長袖であること
半袖のシャツは機能的なことを好むアメリカからの文化と言われています。アメリカ人は体格が良く、カジュアルな格好でもバランスが取れて少年らしさが出ません。アメカジが主流なことでも分かります。
日本人はアメリカ人とは違います。短足童顔で、半袖シャツを着ると幼い印象が増します。ヨーロッパでは半袖シャツ=子どもが着るものと扱われています。
そこで、腕まくり可能な丈のシャツを選びましょう。七部袖~長袖でもリネンシャツならそれほど暑くありません。腕まくりをするだけで、半袖に比べて大人っぽい印象になります。
モノトーンカラーであること
こちら、私が購入したナノユニバースのフレンチリネンを使ったバンドカラーシャツ。真っ黒です。夏に黒を着る男性はそれほど多くありません。熱を吸収して暑くなるためです。
しかし、黒はファッションを大人っぽく仕上げてくれる大事な色。夏に黒を取り入れることで人と差を付けることができます。黒が苦手な人もグレイなど、モノトーンカラーを取り入れるようにしましょう。
リネンシャツを買う人のほとんどが「白」を選んでいますので、人とかぶりにくいメリットもあります。
ファストファッションショップに無い色を選ぶ
ユニクロ・H&Mなど、ファストファッション店の多くがリネンシャツを販売しています。特にユニクロ・無印良品のリネンシャツは出来栄えが良いので大勢の人が愛用しています。私も無印の白リネンシャツを購入しました。
しかし、ファストファッション店で販売されない色があります。例えば2017年夏のリネンシャツコレクションに「黒色」はありませんでした。一番濃い色でネイビーです。
と言うことは黒色のリネンシャツを着るだけで人と違った印象になります。人が理解できる範囲内で人との差を付けると「オシャレ」と感じられやすいため、ファストファッション店に無い色やデザインを選ぶのは1つのポイントになります。
ボタンが同一カラーであること
先ほどもご紹介したこちらのリネンシャツ。ボタンもシャツと一緒の色です。ブランドによってはネイビー色のシャツなのにボタンだけ白色のことがあります。黒シャツも同様。それだけでカジュアルな印象がプラスされてしまいます。
リネンシャツはシンプルデザインであればあるほど大人っぽい印象になります。と言うのも、麻素材自体が光沢が無く、カジュアルな印象があります。私は襟無しのバンドカラーシャツが好きなのでこのデザインのシャツを選びましたが、色や他の要素でできるだけカジュアルな部分を無くすよう考えました。
まとめ
リネンシャツは洗濯機でガンガン洗って風合いを出す衣類です。ジーンズのように自分らしさが出てきます。夏は汗をかくので洗濯の回数が増えます。オシャレなシャツを手洗いし続けるより、Tシャツのように着られるシャツが良いですよね。そういう点でもリネンシャツはお勧めです。
秋や冬は格好を付けやすいんですが、夏って難しいんですよね。逆に言えば、夏に格好を付けられるとオシャレな目で見られます。黒のリネンシャツ、お勧めですよ。