スクエア型の広い襟元と首元までのボーダー柄でお馴染のバスクシャツ。程よい上品さと大人っぽい雰囲気で人気の定番アイテムです。
しかし、使っていると首元がヨレッとします。くたびれたバスクシャツは上品さが台無しになり、見っとも無いアイテムに早代わり。「何とかしてこのヨレを直せないかな?」とお悩みの人も多いでしょう。
そこで今回はTシャツやバスクシャツの首もとのヨレを簡単に直す方法をご紹介します。
バスクシャツの首元のヨレを直す方法
今回、手直しするのがこちら。無印良品のバスクシャツ。良質なコットンを使った肉厚で耐久性抜群の1着。定価が3,990円なのでちょっと高く感じますが、数年間は余裕で使えます。着れば着るほど風合いが増し、上品な中にカジュアル差が生まれるハイブリッドな1着。
ですが、洗濯機でガンガン回すと首元が直ぐにヨレてしまいます。
これを改善するためにアイロンでスチームします。
アイロンのスチーム方法
使うのはどこの家庭にでもあるコードレス使用可能な小さなアイロン。これも買った安い物です。新品でも3,000円以下で買えます。
給水部分に水を入れ、高温(スチーム)にセット。アイロンが温まり蒸気が出るようになったら準備完了です。
スチームを出しながらアイロンを首元に当てます。無印のバスクシャツの場合、当て布は特に必要ありません。デリケートな素材や洗濯表示のアイロンマークの下に「~」が書かれていた場合は当て布が必要です。
こんな感じでシュワーっ!と蒸気を出しながら首元に当てます。左右に引っ張らず、縦方向に引っ張ってシワを取りましょう。
シワの原因は洗濯のダメージと干した時の水分の重みで糸が下に引っ張られることです。編み込みに余白が出来るのでヨレてしまいます。アイロンで縦方向に伸ばすことで余白を無くし、元のように戻すことができます。
こんな感じで、横に引っ張らなくてもシワが伸びていきます。長時間当てなくてもシワは伸びますので、ずっとアイロンを当てている必要はありません。
アイロン後はこんな感じになりました。最初の写真を見比べてもらえば、クタクタな首元が新品に近い状態に戻ったことが分かります。
シワを最低限にする方法
今回ご紹介したバスクシャツのように、日常的に使い回すアイテムはシワができやすいです。それを防ぐためにネットに入れることも考えましょう。ネットに入れるだけで洗濯同士の絡まりが無くなりますので、シワ防止になります。ネット=オシャレ着のイメージがありますが、シワになりやすいアイテムを入れるのもアリです。
もしハンガーに吊るして保管しているのなら、衣類のサイズに合ったハンガーを使う必要があります。クリーニング後に付いてくる針金ハンガーだとサイズに合わないためシワの原因になります。
ハンガー専門店のハンガーを使用するなど、オシャレ着やシワになって欲しくないアイテム用のハンガーを用意することをお勧めします。
どんなオシャレも清潔感が無くては台無し
シャツのシワやジーンズのシワは「ファッション」として認知されていますが、Tシャツの首元やスニーカーの汚れは違います。単純に清潔感を失わせるデメリットしかありません。
どんなに格好良いイケメンがネイビーシャツと白パンツで清潔感バッチリに決めていても、お尻に泥が付いていたら残念ですよね。ファッションアイテムの劣化は見た目の全てを台無しにするほどの効果を秘めています。
かといっていつも新品のアイテムばかり着られる訳ではありません。定期的なメンテが必要です。Tシャツ・バスクシャツは普段着るアイテムですが、意外にメンテが必要なアイテムです。頻繁に着るお気に入りの1着だけでも良いので、定期的にアイロン掛けするようにしましょう。
まとめ
最初は「アイロン掛けなんて面倒くさい!」と思っていたんですが、バスクシャツは普通のシャツと違い首元に当てるだけで済むので2分で終わります。
それで服が新品のように蘇るのは違う喜びがありますよ。皆さまにも是非体験して頂きたいです。