低品質時代だからこだわる
先日、TVでファクトリエという通販サイトが紹介されていました。今や日本製の衣類は3%のシェアしかありません。低価格、低品質のアイテムが売れるようになり日本の素晴らしい縫製技術は忘れられています。
ファクトリエはオール日本製。しかも工場と直で取引をするため、通常価格よりも下落した価格になっています。(まぁ、それでも日本製だからセレクトショップクラスの価格ですが。)
品質で悩んでいたあなた。必見ですよ。
ファクトリエとは
では、詳しくご紹介します。
ファクトリエは2012年に誕生した新ショップ。日本の高い縫製技術を格安で提供できないかと山田敏夫さんが立ち上げました。
日本発のファクトリーブランド
「〇〇ブランド品」というタグがありません。工場から直で仕入れているため、工場名がブランド名になります。最近は有名ブランドのタグを見て服の品質を左右する動きが出ていますよね。メディアでもアパレルブランド名に価値観が出るような宣伝をしていますし。
そうではなく、服そのものの良さを見て欲しいとファクトリエは提案します。
価格はなんと3分の1
工場直売品のため、店頭価格よりはるかに安い金額で提供されます。
何と3分の1の値段ですからね!
アパレル業界は衰退しています。商社・店頭販売によるマージンの上乗せがあるにも関わらず、プチプライス品の製造を余儀なくされています。そのため、メーカーにしわ寄せが来て倒産になるケースがあります。
原価を落とし低品質の服を販売するのではなく、ファクトリエは直売により販売価格を下げることで高品質のまま販売することにしています。
管理人の評価
価格
価格はシャツ1枚10,000円~。決して安くありません。しかし、ドメスティックブランドのような日本製シャツを買うのなら15,000円前後します。「ちょっと安いかな。」という印象ですね。
パンツはデニムで有名な岡山県の工場で作られています。ファクトリエでは13,000円前後で販売されています。岡山県のデニムを買うと30,000円しますから、これは安いですね。
デザイン
ファクトリエの商品はモダンをコンセプトに作られています。その割りにシンプルな印象。ミニマルの方がコンセプトに合っている気がしますね。カジュアルシャツもビジネスシーンで使えるようなデザインが多いため、ビジネス・キレイ目な服装での使用に割り切って使った方が良いでしょう。
レディースも男性と同じようなシンプルなシャツが販売されています。レディースで高品質なシンプルシャツはほとんど販売されていません。用途は限られますが、例えばセミフォーマルなシーンで活躍できるでしょう。
その他
ファクトリエはギフトで活躍するショップです。高品質で高価なシャツを自分のために買うかと言われれば買えないでしょう。そのくらい、現代の若者の金銭事情は切迫しています。
しかし、両親へのプレゼント。新社会人になった兄弟へのプレゼントとしては最適です。実用性があり、耐久性があるためです。
服に特別さを加え、人に喜んでもらえる。それがメイドインジャパンの強さでありファクトリエの使い方だと感じました。