【製作経験者が語る】　福袋の中身ってどういう物?

と思っていませんか?

実は福袋ってお得なアイテムじゃないんです。

アパレルの本社でアルバイトをした時に福袋の中身を作ったことがあります。

その経験から、福袋をどうして買ってはいけないのか。どういった中身なのかを詳しくお話します。

この記事を見て、福袋の実態を知ればもう正月に何時間も並んでまで福袋を買わなくて済むようになりますよ。どうぞご覧下さい。

1.福袋の中身とは?

①倉庫のデッドストック品

アパレルメーカーは『売れない服』も作っています。なぜなら、定番品を引き立てるため。

例えばメンズのコートで売れる色は『黒･ネイビー･カーキ』などの濃い色。でもキャメルや赤色のアイテムも並んでいます。

全ての商品が似た色だと同じものに見えます。定番品を引き立てるため、明らかに売れ残りそうな品も作っているんです。

その結果、一部の商品は半額以上安くしても売れ残ってしまいます。最終的にお店の在庫として店内や倉庫を圧迫します。

ファッション品は販売価格の7割で仕入れます。30%OFFでセールが開始されるのは赤字販売じゃないギリギリの額だからです。

福袋の中では定価で換算されるためSALE時よりもオフ率が低い状態で販売できます。

福袋とは倉庫を圧迫した品を少しでも利益を出すために販売する品なんです。

②福袋専用の商品

アウトレットに『アウトレット店専用品』が販売されていることをご存知でしょうか。

B級品を安く売るからお得なアウトレットに『専用品』が販売されているとメリットが台無しですよね。

同じように福袋にも専用品が登場しています。

これは安く売るために作られている商品なのでお得感はゼロ。定価だけは高く設定してあるため、お得な印象が目立ちます。ただそれだけ。

特にインナーやパンツに専用品が増えています。

2.福袋は絶対にメーカーは損をしない

消費者が得をすることはまずありません。宝くじと一緒で必ず利益が出るように作られています。

人気のアイテムは定価でも売れますし、そもそも売れてしまって数が揃いません。

ファッションアイテムは生野菜のように新鮮さが求められるため、1年後にはほとんど価値がありません。そうなる前に無くしてしまいたいとファッションメーカーは思っています。

3.ブランドによっては良いと言われる福袋も

毎年「ハズレが無い」とツイッターで話題になる福袋もあります。

企業側の意図と消費者の需要がマッチした結果です。

①ジョンブルの福袋

ジョンブル福袋でゲットしたパンツ
厚手のストレッチで暖か～い
パッと見はヘリンボーンのツイードなのだが
綿主体に化繊が混じるネップヤーンで織られているらしい
メンテも楽で良いねえ～ pic.twitter.com/MCmpXcp4kL

— 加藤　剛 (@potemaru030309) January 5, 2017

ジョンブルの福袋は比較的良い物が多いと話題になっています。

2017年のジョンブル福袋を公開したブログも見つかりました。

>　2017Johnbull(ジョンブル/Men's)の福袋中身ネタバレ

②shipsの福袋

有名セレクトショップの『ships』も評価の高い福袋です。

ships福袋レディースの中身はこんな感じ。

SALE!!!レディースアウター コート 8点 まとめ売 福袋 SHIPS 入→ https://t.co/ViKbwJX2r6 pic.twitter.com/YvQG2DuR5s

— 福袋マニア@最新情報 (@fukubukurootok1) January 12, 2017

メンズはジャケットなど、使いやすいアイテムが多いため評価が高くなりました。

③clarksの福袋

デザートブーツで有名なclarksも福袋を販売することがあります。(販売しない年もあります。)

Clarksの福袋やっと届いた！！
ええの入ってたわ、

— 藤井　大翔 (牡・18) (@RiceShower1610) January 21, 2016

そもそもclarksの製品にハズレがほとんど無いため、デザイン的に気に入ればアタリです。

まとめ

私はアクセサリーショップの福袋を買ったことがあります。

なぜ買ったかと言うと『中身が見える福袋』だったため。

最近は消費者がSNSを使って情報交換をするため、福袋の中身を見せて売る販売店が増えたんですよね。

中身が見えれば全ての不安が解消します。

事前に『中身が見える福袋』を調べて購入することをお勧めします。