使用には問題無し
2014年12月上旬に初めてのミラーレス一眼レスカメラを購入しました。それがPEN Lite-PL6です。
型落ちなので値段は安かったのですが性能面も安定しており気に入っています。購入以降の記事の写真は全てPEN Lite-PL6にて撮影しています。使っていくにつれて一眼レフとの違いもはっきりしてきました。
今まではNikonのD60を使っていました。シャッタースピード・絞りのモードはそれぞれの値を直に設定できます。PENでは光の増減を調整し、それに伴いシャッタースピード・絞りの値が変わっていきます。メーカーによってここまで違うんですね。
今回は最近のお手軽カメラにありがちなディスプレイの色彩についてお話させて頂きます。PENでも大きな影響がありました。
コントラストを最大にしたような印象
まずこれを見てください。PENのディスプレイをipadminiで撮影したものです。撮影対象はペンドルトンの赤いチェックシャツ。
現物に対してディスプレイ内の映像がカラフルですよね。例えるならコントラストを最大まで加工した感じ。実際の色よりもビビットな印象になっています。
amazonのレビューでも「色が鮮やか過ぎて使えない。」という記載がありました。その方は花と空を撮影しようとしたのですが、白い花が赤っぽくなってしまったそうです。
メーカーによると、
現在のカメラはユーザーが色鮮やかな写真を求める傾向があるため、色彩を強めにしてあります。気になるのでしたらカラーバランスやホワイトバランスで調整して下さい。
とのことでした。
コンパクトデジカメ、ミラーレス一眼は手軽に持ち運び撮影するためのものです。プロ仕様ではありませんので当然のことでしょう。しかし、ここまで鮮やかになるとは思いませんでした。
写真には影響無し
上記のディスプレイ状態で撮影した写真がこちら。
普通に撮れていますよね。鮮やかには違いありませんが、使用可能レベルです。カメラのディスプレイでは画面が小さいため、映りを良くするようになっているのでしょう。
気になるのなら調整可能
iAUTOの状態でOKボタンを押して下さい。色の鮮やかさが設定できます。他のモードでも光のバランスをマイナス方向に調整することで色味を抑えることが出来ます。この場合は実際には全体が暗めになっていることに注意しましょう。
別売りのファインダーを使用することでディスプレイを使わない撮影も可能です。私は安価な光学式ファインダーを使用していますが、これは実際の映像と色味が全く違います(暗い場所ではモノクロに近い)。20,000円以上の電子ビューであれば実用的なレベルです。光学式ファインダーでも画角を決める際は重宝しますよ。
完全な1枚を求めるのなら一眼レフを
センサーの大きさ・内臓式ファインダーなど、一眼レフには及ばない部分がたくさんあります。
高級なレンズを買い、三脚を使えばそれなりの写真は撮影できます。しかし、そこまでするのなら一眼レフを購入した方が良いと思うんですよね。PEN Lite-PL6のような40,000円前後で購入できるミラーレス一眼は「記録」がメインのカメラではないでしょうか。
一眼レフに無い機能としてARTモードがあります。トイカメラ風な写真、レトロな1枚が簡単に撮影できますので、用途を限定すれば仕事にも活用できます。ディスプレイの色味の強さも思いがけない効果を発揮するかもしれません。(鮮やかに撮影した方が見栄えすることが分かった!など。)
車と一緒で、2台持ちの時代なのかもしれませんね。