上達しないのは機材が悪いからかも?!
元結婚式場フォトグラファーだったため、友人らから式・披露宴の写真撮影を頼まれます。
しかし、屋外撮影は満足できるレベルなのですが屋内撮影では悲惨な写真がたくさんあります。
例えば・・・
・暗くて見えない
・ブレブレ
・輪郭がぼやけている
原因は暗いレンズを使用していたため、
愛用のTamronズームレンズはf3.6~6.3という暗いレンズ。
明るくするためシャッタースピードを遅くしたのが原因です。
そりゃ高いレンズは明るくてズームもできますが個人では手が届きません。(20万円とか平気でしますからね。)
そこで、今後の撮影を改善するため単焦点の「シンデレラレンズ」を購入しました。
いやー、今までどうして買わなかったと思うくらい明るくてシャープな写真が撮影できるようになりましたよ。
詳しく語らせて頂きます。
シンデレラレンズとは
こういう名前のレンズがあるわけではありません。造語の一種です。
誰でも簡単に良い写真が撮影できるレンズに付けられています。
特徴としては
- 写りとして10万円以上の高級レンズに負けない
- 1~5万円程度で購入可能
- 明るい、ボケやすい、輪郭がシャープ
という感じです。
標準レンズとの写真を比較すると同じ写真でも別人が撮ったような印象になります。
今回の購入品
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
これをD60に取り付けています。
レンズ用プロテクタとあわせても25,000円でお釣りが来ました。
ミラーレス一眼レフ用のレンズが同価格であることを思えば格安です。
F1.8の世界が想像以上
ではここから実際に撮影した画像を。
ISO800
シャッタースピード1/30
17:30の薄暗い中、蛍光灯のみ点灯撮影
同時間帯でタムロンやレンズキットのレンズを使用するとシャッタースピードが1/10、1/8必要になります。
ざっくりとした感覚ですが、
3倍ほど明るくなった
印象です。
レンズの明るさに関してはyahoo!知恵袋に良い回答がありました。
レンズのF値「1.8」「2.8」「3.4」はどれ位の・・・
F値の比の二乗が明るさの比です。(正しく言うと二乗の逆数)
F1.8とF3.4を比較すると、(3.4÷1.8)の2乗=3.57ですので、
F1.8はF3.4の3.57倍の明るさです。
愛用していたタムロンのレンズはf3.6~6.3ですから、最低でも3倍以上の明るくなった計算になりますね。
シャッタースピードを短く出来ますので、とにかく被写体がぶれない写真が撮れます。
ぶれないと言う事は輪郭がシャープになるという事です。
夜の室内でも日中レベル
これは19:00の真っ暗な時間帯に撮影したものです。背景の絨毯の質感までバッチリ撮れています。
文字もほとんどぶれていませんね。
レンズキットのものでは暗い中の撮影はできません。三脚を使用したとしても被写体はぶれてしまいます。
そこでフラッシュを使うことになります。
フラッシュは暗い中でも明るく撮影できる道具ですが欠点もあります。
- 夜っぽい写真が撮影できない
- 光が当たらない場所は暗いまま
- 赤目になるなど、自然な人の顔が撮影できない
インスタントカメラのような印象になっちゃうんですよね。これを防ぐには明るいレンズを使うのが一番楽な方法です。
背景のボケ具合が違う
自宅の照明を撮影。
これ、壁が土壁で和室を改造した部屋なんですよ。キレイにボケているためオシャレ感が出ています。
キレイに撮れすぎちゃって照明の細かなホコリが見えていますね。照明の枠までボケているのが分かります。
一眼レフの醍醐味である「ボケ」がしっかり出るだけでプロっぽい写真に早代わり!
ガラスネックレスの中身もきれいに撮影できました。
ミラーレス一眼レフと比べてみると
先日ブログでアップしたダウンベストを題材にしました。
↑これはミラーレス一眼(PEN)
意外にキレイに撮れてるなーという印象です。レザーの質感も表現できていますし。コンパクトデジカメやスマホに比べれば格段に使えます。
↓シンデレラレンズ+D60
ははは。ここまで違うんですね。何と言うか・・・乱視の人の裸眼とメガネありくらいの違いがあります。
まとめ
はっきり言ってプロとアマチュアの違いってほとんど無いんですよ。ちょっとした知識と経験、それに機材なんです。
プロは100万円近い機材を使っているからクオリティの高い写真が撮影できるんですよね。
個人では金銭面から限界がありますが、シンデレラレンズを使うだけでプロに近いレベルになることは可能です。
私もこのレンズを買ってから撮影が楽しくて仕方ありません。
皆さんも早急に1つ購入することをおすすめします。
今回のレンズ以外にもたくさんあります。
Nikonでは35mmのこれがおすすめ。
私の購入したのは50mmなので風景を広角に撮影することは出来ません。小物撮影をしないのなら30mm前後のものが使いやすいです。
canonだとたった10,000円で買えます。
このレンズのためにCanonのボディを買う人がいるくらいの名品。
型落ちのボディを買ってこちらのレンズを買うとコスパ的にお得です。