今、何を着ているのかを考えよう
原宿を歩いたことがありますか?自由なファッションを楽しむ男女ばかりで、思わず胸がワクワクしてきます。しかし、あのファッションで地方に行くとどうでしょう。私の地元、岐阜を歩いたとすれば「なに、あの人?」「ちょっとおかしい・・・?」と不審な視線を感じることと思います。
誰もが、
自分の着たいファッション
人から良いと思われるファッション
のどちらを取るかで悩むと思います。
この悩みこそ、スタイルとファッションの違いなんです。
スタイルとは
スタイルは一般的に「人の身体のライン」「服のサイズ」を連想させますが、今回お話しするスタイルは別のお話です。
「あのファッションオシャレじゃない?」「いや、あの人はいつもあんな服を着ているからスタイルなんだよ。」という使い方をします。この考え方がバラバラになってしまうと自分はどんな理由で今の服を着ているのか説明できなくなります。自分が自分の服について説明できない時、センスは一気に悪くなります。
まずはスタイルとは何かをお話します。
自分自身の生き方
スタイルはライフスタイルに置き換えると考えやすくなります。先日、TVで大正時代の生き方を愛する外人さんが特集されていました。風呂場はごえもん風呂。小さな4畳ほどの畳部屋に古いタンスが1棹。ファッションも変わっていて、着流しに丸メガネをしていました。ここまで統一されてくると下手な服装よりもセンス良く感じられます。
考え方の軸として「スタイル」があり、ファッションはスタイルに合わして変わるものだという事がわかります。
誰から何を言われても平気なもの
その外人さんは明らかに現代では浮くファッションなので、外出時は注目の的でした。オシャレと言う人もいればオカシイと思った人もいるでしょう。しかし、スタイルは生き方そのものなので何を言われても気にしないし、そもそも気にならないのです。つまり自分が着たいファッションは自分のスタイルそのものです。人に迷惑がかからないのなら何を着ても構いません。冬に短パンを履いたって良いんです。それが生き方なのですから。
ファッションとは
ファッションはオシャレだけのものではありません。ビジネスシーンではその人の能力まで判断される可能性があります。例えTシャツにジーンズが楽だと言ってもビジネスで着るわけにはいきませんよね。人から見て間違いを指摘できる服装は「ファッション」だと言えます。
自分の価値を高めるもの
身の丈にあった服は自分の能力を高く見せてくれます。お金持ちは高い服がアピールポイントになりますし、細身の人は身体のラインが出る服装を着ることで格好良く見えます。「自分を良く見せたいな、格好良く見せたいな。」とオシャレを始めたのなら人から見た服装を考えて服を選びましょう。それは生き方そのものではなく、自分の価値を高めるための考え方だからです。
まとめ
スタイルはその人の生き方を表したもの。
自分が着たい服を自由に着ることは自分のスタイルなので誰に何を言われても気にすることは無い。
ファッションは人から見た時に自分の価値を高められるもの。
TPOに合っていない服、不潔な服は自分の価値を下げるため、指摘されたら改善の必要がある。