楽しい旅行を台無しにしないためにも!
先日、下呂温泉に行ってきました。初めて露天風呂を貸切!いやー、やっぱり独占出来るのは最高ですね。1回は経験することをおすすめしますよ。
身体も温まってきたし貸切時間も迫ってきた。そろそろ出ようかな、と脱衣所に戻ったときに異変が!
30年間1度もならなかった「のぼせ」でした。
突然の気持ち悪さと頭痛。思わず座り込みました。10分程度で元に戻ったので良かったのですが・・・
湯当たりで倒れて頭を打つケースもあります。そしたら旅行が台無しですよね。
もし貸切露天風呂に初めて入るのなら以下のことを気をつけて下さい。私はついつい怠っていました。
photo By: Yasuo Kida
移動後、直ぐに入浴しない
By: fto mizno
基本的に温泉郷は遠くにあります。車でも電車でも数時間はかかるでしょう。
移動は想像以上に体力を使います。
特に電車移動は要注意。乗り物酔いは治るまでに30分以上はかかります。それまでに入浴してしまうと吐き気やめまいを起こす可能性が増えます。
まずは食事・水分補給
露天風呂は温度が高めです。入浴にもそれなりの体力を使います。
- 少々の食事
- コップ一杯以上の水分補給
を行いましょう。ガッツリ食べてしまうと身体が消化に回ってしまいます。食べる量はほんのちょっとで十分です。
入浴前の掛け湯、シャワー
ここからは温泉での行動。
貸切露天風呂は想像以上の狭さです。脱衣所も数畳のスペースですし、露天風呂も数名入れるかどうかの広さだと思って下さい。(広い場所ならラッキー。)
シャワーが1ヵ所しか無かったらどうしますか?
1人は身体を洗って残りの人は湯船に使ってしまいますよね。
これが危険!
露天風呂は外気と湯船の気温が大きく違う危ない場所です。
のぼせる原因はお湯と身体の急激な温度変化による心臓や循環器への負担です。
気温差があればあるほど危険性は上がります。
しっかり掛け湯をし、身体の温度を上げてから湯船に使って下さい。
肩までずっと浸からない
大浴場や広い露天風呂の場合、知らず知らず身体を出していますよね。
貸切露天風呂の場合は狭さのため、半身浴にするのが難しいんです。他のお湯に移動する場面もありませんし。
もし、長めに入っていたいのなら5分に1度は出るようにしましょう。
入浴後の掛け湯
脱衣所に戻る時も危険です。露天風呂内と脱衣所も気温差が激しい場所。
出たときも掛け湯を怠ってはいけません。
もう1度身体を洗うくらいの意気込みが必要です。
もしのぼせてしまったら
取り合えず涼しい場所へ。脱衣所に扇風機があれば頭に当てましょう。
しっかりと呼吸を整えることも必要です。
脳への血流が増加している可能性が高いため、濡れタオルを頭にかぶせるのも効果的です。
頭を心臓より下げる
一番簡単な対処がコレ。私も実践しました。
マラソンをした後に手を膝につけ、頭を下げてゼーハーゼーハーするじゃないですか。
あれと一緒の行動を取りましょう。
座り込む(転倒防止)
落ち着いた頃を見計らって座りましょう。椅子に座る必要もありません。尻餅を付いて楽な姿勢にして下さい。
寝転んだ方が楽な場合もあります。
立ったままだとめまいにより頭をぶつける可能性がありますから。
涼しい場所へ移動
吐き気がおさまり歩けるようになったら部屋に戻りましょう。
1時間は外出を控えて体力が戻るのを待った方が安心です。
まとめ
風呂の狭さと気温差でのぼせる可能性2倍!
カップルで貸切露天に入った場合はさらに血圧が上がって2.5倍!
想像以上に倒れる人多いと思いますよ。特に冬場は気をつけて下さいね。