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カメラ

元プロカメラマンが初めてのミラーレス一眼でOLYMPUS PENを選んだ理由

更新日:

penの全体像

ミラーレスなのに一眼レフレベルの撮影が可能

キレイな写真、心に響く写真を撮影したいのなら機材選びが重要です。なぜなら、カメラに関しては腕前よりも機材の品質で撮影レベルが変わってしまうからです。

私は1年間、プロカメラマンとして結婚式場のスナップ写真を撮影してきました。

30万円以上するカメラ+レンズで撮影すると、背景のボケ具合・写真の明るさが誰でも分かるほど違います。(本体で明るさを決める数字が高く設定できるのと、レンズの明るさを決めるf値が低いため。)高価なカメラを使えばそれだけで初心者レベルを脱出できるのです。

そんな元カメラマンの私が初めて購入したミラーレス一眼レフがOLYMPUSのPEN Lite E-PL6でした。

あなたも本体+標準レンズで、

赤レンガ倉庫のビールフェス

こんな写真が撮影できるようになります。

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ミラーレス一眼レフの選び方

まず、私がミラーレス一眼レフに求めることが4つあります。

icon-circle 本体の重量が軽い

 ISO感度(明るさを決める数値)の幅が広い

 センサーが大きい

 シリーズ化している

この条件を満たしていないと購入に値しないと考えました。

本体の重量が軽い

ミラーレスの特徴は小型でそこそこの画質を持っていることです。画質では一眼レフに適いませんし、大きさではコンデジより大きくなってしまいます。なので、使用目的は限られます。

外出先でそこそこの写真を撮影したい

一眼レフでは重量があり、1日中持っていると肩が痛くなります。コンデジでは至近距離の撮影や背景をキレイにぼかす写真が撮影できません。そこでミラーレスに需要が集まるようになりました。

ミラーレスなのに重量があっては一眼レフを持ち歩くのと大差ありません。なので、ミラーレスは小型で軽いものに限ります。

ISO感度の幅が広い

外出先ではたくさんのシャッターチャンスがあります。真夏の昼かもしれませんし、真冬の夜かもしれません。色んなシーンの撮影を行うには明るさの調整が必須です。明るさが確保できればどんな写真もキレイに撮影できると言っても良いほどです。

※シャッタースピードと明るさが写真撮影の鍵になります。シャッタースピードを遅くすればシャッターが開いている時間が長くなるため、光を長く取り入れられます。しかし、その間に手が震えてしまうとブレの原因になります。シャッタースピードが速いとクッキリした写真が撮影できるのですが、光が取り入れられず暗い写真になります。

ISO感度は高ければ高いほど画質が悪くなります。高価なカメラほど高い数字でも明るく画質の良い写真が撮影できます。

私が購入したPEN Lite E-PL6の有効数値はISO感度3,200でした。1,000なら画質の劣化を感じない程度の撮影が可能です。

汽車道からの撮影

こちらはISO感度1,000で撮影した横浜の写真です。明るさがあり、画質も悪くない品質です。

センサーの大きさ

カメラの画質を決める要素として重要なのがセンサー(撮像素子)です。1,000万画素

ざっくりお話しすると、センサーが大きければ高画質の写真が撮影できますが本体が大きくなります。センサーが小さくなれば本体を小型化できますが、画質が悪くなり背景のボケ具合も悪くなります。

PEN Lite E-PL6のセンサーは1605万画素Live MOS。上位機種の「OLYMPUS OM-D E-M5」と全く同じです。

シリーズ化している

OLYMPUSのPENと言えば「世界はシェアしたくなるほど美しい。」というキャッチコピーが浸透しています。ミラーレスでは初期に販売された製品のため、もっともシリーズ化している機種です。

機種のシリーズ化は重要です。

 icon-circle 使えるレンズが増える

  上位機種が販売されても基本操作が同じ

  不良品が少ない

という理由です。

本体を買い替えなくてもレンズを買い換えることで撮影シーンの幅を広げることができます。本体を買うよりも金額的に抑えられるメリットがあります。上位機種に買い替えたとしても、前機種と使い方が同じため不便なく使用できます。

どうしてカメラマンがOLYMPUSのPENを購入したのか

フィッシュアイレンズ装着

ミラーレス一眼レフの選び方がお分かり頂けたかと思います。では、どうして元プロカメラマンの私が数あるミラーレスの中からOLYMPUSのPENを購入したのか理由をご説明します。

上記のミラーレス一眼レフの選び方でも一部ご紹介しましたが、

 icon-circle シリーズ化している機種である

  センサーが大きく、小型機種の中では画質が良い

  ISO感度の幅が広い(100~25600)

  使えるレンズが多い

  モード・機能が多い

の5つで購入を決めました。

上記でシリーズ化している機種であること・センサーの大きさ・ISO感度についてはご説明しました。では、残りの2つについてお話したいと思います。

使えるレンズが多い

PENはミラーレス販売開始初期から発売されているモデルのため、望遠から魚眼まで多数のレンズが販売されています。使えるレンズが多いということは、撮影シーンが増えるということです。

例えば私が購入したレンズの中に魚眼レンズがあります。

ひまわり畑 広域

このように大広角レンズとして活躍します。販売が開始されたばかりのモデルでは標準レンズ・望遠レンズしか作られていません。持ち運べることがメリットのミラーレス一眼レフでレンズが選べないのは致命的な欠点です。

外出先では「遠くの山の朝焼けがキレイ」「目の前でアリが水を飲んでいる」など、突発的な撮影チャンスが訪れます。そのチャンスを生かせないのならミラーレス一眼レフとして、というよりもカメラとして失敗した製品でしかありません。

モード・機能が多い

まずはこちらをご覧ください。

下から撮ったヒマワリ

PENのアートフィルターモードで撮影しました。ミラーレスの強い武器が多機能性です。

一眼レフが本格的な写真撮影を楽しむモデルであるとすれば、ミラーレスはよりアーティスト的な要素を持ったカメラです。一眼レフでは撮影できなかった幻想的な写真、セピア・モノクロの都会的な写真もPENではモードを変更するだけで撮影できます。

PENには皆さんが撮影するであろうシーン別のモードもあります。

灯篭と花火

こちらは笠松の打ち上げ花火大会の様子です。花火撮影シーンモードで撮影しました。

これらのモードはアートフィルターのように特殊な効果があるわけではありません。撮影シーンごとにISO感度・シャッタースピード・手振れ補正など各パラメータが設定されており、初心者向けにまとめられているモードです。

元々、ミラーレスはプロ用の製品ではありません。購入者のほとんどはカメラ初心者です。初心者でも気軽に撮影できるシーンがピックアップされているところは素直に感心しました。

遊び心あるデザイン

ほとんどの小型カメラがポップ路線に走る中、PENはレトロな雰囲気を出しています。ホワイト・ベージュのクラシカルデザイン。シルバーでも1世代前のイメージが漂います。

この独特な雰囲気も一眼レフには無い魅力です。PENを持っていることがファッションアイテムとして通用すると感じました。現に、観光地ではミラーレスを持っている人の5人に1人はPENシリーズを持っています。

購入後の補足記事

私が購入したのは型落ち版のE-PL6です。他の記事でさらに細かくご紹介していますの宜しければご覧下さい。

icon-check 値段以上の高性能! 初めてのミラーレス一眼レフで「オリンパス PEN Lite E-PL6」を購入

 1年間OLYMPUS PENを使って気づいた「12のメリット+2つのデメリット」

 「たった8,000円の魚眼レンズ」OLYMPUSのBCL-0980が実用品だった8つの理由

 ミラーレス一眼が型落ち品で十分な8つの理由

  OLYMPUS PEN Lite E-PL6で撮影した夏を感じる風景25選

icon-check 「オリンパス PEN Lite」モードを駆使して撮影した江ノ島・横浜の風景25枚

こちらはamazonレビューなどで良く言われている内容です。

 【PEN Lite E-PL6】 ディスプレイの色彩が強くなる現象について

使ってみるとほとんど気になりません。

撮影例

507セピア加工

↑ジーンズ セピアフィルター

ラムレザージャケット

↑レザージャケット 自動モード撮影

100周年モデル

↑ツェッペリン腕時計 自動モード撮影

みつばちとひまわり

↑ヒマワリとミツバチ 自動モード撮影

まとめ

実はPEN Lite E-PL6がここまで使えるアイテムとは思っていませんでした。コンデジでも30,000円前後する時代に同価格で販売されていたためです。当初はブログに掲載する写真を撮影するために購入したのですが、旅のお供に欠かせないカメラになりました。

上位機種が販売されてきた今こそお買い得な時期です。元の価格は82,080円なのに35,000円前後で購入できるようになりました。

初心者でも撮影シーンモードで直ぐに上記のような写真が撮影できるようになります。もし、あなたがスマホだけで写真を撮影しているのなら直ぐにPENを試して下さい。フェイスブックでもツイッターでも写真で自慢できるようになりますよ。

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