使ってみると性能差に愕然!
先日、ミラーレス一眼レフを買う予定の友人と一緒にヤマダ電機に行きました。そこでOlympusのE-PL7を触らして頂いたのですが、想像以上の性能差でした。
E-PL6とE-PL7って2倍の価格差があるじゃないですか。私も「大きさもざっくりとした機能性も一緒ならE-PL7なんて買う価値無いよねー。」と思っていました。その価値観が一変してしまいました。
E-PL7がどうしてE-PL6の倍の値段なのか。その理由+性能差を3項目に分けてお話します。
photo By: Henry Söderlund
色のセンサーの向上
By: Henry Söderlund
E-PL7はE-PL6とセンサーの種類が同じで、サイズも変わっていません。つまり画質は同じということになります。画質が同じで値段が倍ならE-PL6を選びたくなりますよね。
しかし、E-PL7で撮影された写真を見るとE-PL6と比べて1段階上の画質を持っているように感じます。
その理由が色のセンサーです。
発色が良くなり、写真が明るくなった
E-PL6は色のコントラストを強く出すため、ポップな色調になります。コントラストが強いということは白飛び・黒飛びしやすいと言うことです。
E-PL7ではより原色に近い色を出すことに成功しています。E-PL6に比べてより暗い場所での撮影が可能になりました。
私も両者の写真を確認しましたが、E-PL7の方が明らかに高画質です。色でここまで変わるものかと驚きました。しかし、E-PL6でも各種設定ができるレベルの方ならE-PL7レベルの写真が撮影できます。従って、E-PL7はより初心者向けのミラーレスになったことが分かります。
オートフォーカスの速度がアップ
写真を撮影する時、自動でピントが合いますよね。ピントが合うのが遅くてシャッターチャンスを逃したことってありませんか?
E-PL6でも十分に早いのですが、E-PL7は2段階ほど早くなりました。
見たものをそのまま撮影できるほどのスピード
です。
一眼レフと同等の速度と言いましょうか。これは素晴らしいことです。特に動いている被写体にピントを合わせるのは早ければ早いほど良いのです。小型で持ち運びが容易なE-PL7の特徴と相まって、子どもの撮影に力を発揮するのではないかと期待できます。
タッチパネルの回る位置の変更
photo by : olympus
液晶部分がカメラの下部に来るようになりました。それに加え、
- 自動で広域ズーム移動
- タッチパネルでもシャッターが切れる
- モニターが自動で左右反転
というように、自撮モードが充実しました。今までスマホで撮影していた自撮をより高画質で楽しむことができます。
E-PL6の構造的な失敗をカバー
E-PL7ではタッチパネルがカメラの上に出ていたんですよ。
- タッチパネル操作が難しい
- 液晶の確認が大変
というデメリットの他に、
フラッシュやファインダーを取り付けたままだと不便
でした。これは構造的な失敗です。E-PL7で改善されたのは大きいですね。
まとめ
上記3点から、E-PL7は初心者向け・女性向けの1台になっていると言えます。E-PL6も使いこなせばE-PL7に匹敵する写真が撮影できます。
「手軽に良い写真が撮りたいなー。」
という方にはE-PL7をおすすめします。個人的には夜間の撮影が簡単という点でE-PL7を推しますね。