手軽にVRが楽しめる「スマホ装着型VRゴーグル」を試してみたい!とお考えでは無いでしょうか。
でも、
「安かろう悪かろうじゃないの?」
「そんなに臨場感無いんでしょ?」
って考えますよね。私も同じように思っていましたが、ちょっと面白ければラッキー程度の考えで試しにVRゴーグルを購入してみました。
その結果、大事な注意点と購入時に気をつけたいことが分かったのでお伝えしたいと思います。VR自体は目の前に物があるような立体感が有り、十分に感動できましたよ。
1.スマホ装着型VRゴーグルを買う前に
VRゴーグルにスマホを装着して映像を観ていたのですが、顔を右や左に向けても映像が切り替わりません。スマホをタッチしてスライドすると映像が移動しますから、空間は出来上がっていることに間違いは無いのです。
「何だろう。どうしてだろう。」
と思っていたところ、重要な注意点が分かりました。
スマホにジャイロセンサーが搭載されていないとVRは楽しめません。
映像が浮かび上がるまでは楽しめますが、急角度を認識できないので顔を左右に振り向けても映像が切り替わらないのです。
私の使っているスマホはASUSのZenfone2 laserです。Zenfone2はジャイロセンサー搭載なのですが、laserになると非搭載です。最新版だから搭載されているはず・・・と思わず、調べてみることをお勧めします。
2.スマホ装着型VRゴーグルを選ぶ5つのポイント
では、次にどのようなゴーグルを選ぶと臨場感が得られるか、映像に入り込む率が高くなるかをお話します。
段ボールでできた箱型のゴーグルを試したのですが、映像にブレがあり全く楽しむことができませんでした。なので、映像のブレを調整できる部分がたくさんあることが大切です。
実際に私が購入したのはこちらのゴーグルです。これを元にお話します。
左右のレンズの微調整が可能
スマホの大きさや映像の大きさが違うため、動画がブレて二重に見えることがあります。レンズ位置の微調整が可能であれば、ブレを気にならなくなるレベルまで修正することが可能です。
顔を移動するとその動きが原因でスマホがズレて映像が乱れることもあります。そういう場合の簡単な調整にも使えます。
焦点距離の調整が可能
視力の違い、メガネ着用の有無などにより、映像がぼやける可能性があります。レンズの前後を調整して焦点距離を変えることでぼやけを軽減できます。これが無い段ボールゴーグルだと、動画がぼやけてしまった際はスマホを取り外したり、ゴーグルを前にずらすなどの対処が必要になります。
ヘッドホン一体型
イヤホンジャックをスマホに接続することで、ヘッドフォンから音が聞こえるようになります。動画の音声がスマホから出ている場合、かなり音量を上げないと音が聞こえません。ヘッドフォンから音が聞こえるか聞こえないかで臨場感も違います。(スマホから直に音が出ている場合、スマホから耳までの距離があるため映像に対して音が遠く感じます。)
イヤホンジャックはこんな感じです。
スマホ固定用パネルの調整が可能
スマホ装着部分の下にプリンタ用紙セットのようなスマホ固定用パネルが付いています。これを移動してスマホが大きかろうが小さかろうが自由にセットできるかどうかは非常に大切です。
最初、スマホをピッタリ固定せずに装着して映像を観たところ、映像が完全に2つに分離していました。A4サイズの紙を固定するようにピッタリ固定したところ、映像のブレが消えて映像に立体感が出てきました。
頭部にしっかり固定できるかどうか
このゴーグルは頭の後ろだけでなく、上部分とヘッドフォンにより耳部分も固定して映像を観ることが可能です。そのため、装着して立つ・座るの動作をしても映像が乱れません。固定が甘いとそれだけで映像がブレる原因になります。
まとめ:スマホ装着型VRゴーグルは十分に使える
私はスマホがジャイロセンサー非搭載だったため、立体感しか楽しむことができませんでした。それでも、目の前に別の空間が浮かび上がった感動があります。もし、あなたのスマホがジャイロセンサー搭載型なら思わず映像に手が動いてしまうくらい入り込めると思います。
流石に1,000円前後のゴーグルは実用的とは言えませんが、4,000円前後のゴーグルは楽しめるレベルです。
あなたもVRで別の空間に旅立ってみてはいかがでしょう。
さて、私はスマホを変えることを検討しないといけない・・・。外付けジャイロセンサーとか販売されないですかねw
2017/4/08 追記
数ヶ月使用した所、レンズ部分が少しだけ緩くなりました。手でまわすだけで簡単に締められますので、映像の立体感が弱いなと感じたら試してみて下さい。レンズ部分のホコリはめがね拭きや粘着テープを利用しましょう。