地方のファッション文化を楽しもう!
趣味で音楽活動をしています。そのため、拠点の名古屋・東京・関西に良く足を運びます。行くたびに驚くのが県による「ファッション性の違い」です。
文化の発信地「東京」は流行の最先端で派手だと思っていました。行ってみると清潔感があり、ちょっと地味なんです。ですが、これって名古屋が派手すぎるんですよね。逆に大阪は誰もが個性的。自分が面白みの無い人間のように思えました。
地方のファッション性を知ることで場所に合ったファッションが楽しめます。3大都市のファッション性をまとめてみましたので、旅行前にご覧頂けると面白いですよ!
photo By: Kazuhiko Maeda
【名古屋】派手なくらいが丁度良い!
By: 克年 三沢
名古屋は昔から派手好きだと言われています。結婚式の金額も高めですし、菓子まきのように世間に華やかさをアピールする文化があります。もっとも最近では昔のように派手な結婚式は減っていますが・・・。
服装にはこの文化が残っています。カクテルドレスはカラフルで色を付いたものを選ぶ傾向があります。東京ではスタイル重視の落ち着いた色が主流の中、全く別の方向性を進んでいます。
私服も同じで、
- 名前が知られているブランド物
- 男らしさ・女性らしさをアピールするような服
- 目立つ髪形
が人気です。昔は「名古屋嬢」という頭もりもりで化粧の凄い人たちがたくさん居ました。
男性もポロシャツの襟を立てている人や大きなアクセサリを付けている人を見かけます。名古屋に来る際はちょっとくらい派手な印象で来ると楽しめますよ。
デザインが最先端なわけではない
ですが、決して流行のセンスを取り入れているわけじゃありません。「原宿ファッション」をしている人は大須でしか見かけませんし、クラッチバッグを持っている人も居ません。
ファッション性よりもファッションが人に与える影響力やイメージを重視している傾向があります。ブランド物を身に付ければ「お金持ち」とか「大人びた」イメージを与えますよね。自分が世間に与える印象・・・人目を意識しているのでしょう。
他県と比較している
名古屋は「あんかけスパ」「名古屋巻き」「味噌カツ」など独特の文化があります。一方で東京と大阪の中間に位置し、福岡・札幌などの都市と日本3大都市の名を争っています。
この県民性が服装に影響している気がします。
また、夏は蒸し暑く冬は極寒です。露出度があがりますし、冬はとにかく着込みます。これもオシャレに影響を与えています。東京・大阪に比べれば人が少ないので、人に溶け込むよりも誰に見られても恥ずかしくない服装の文化がある感じもします。
【大阪】個性の都市
By: Luke Ma
私の大好きな町、大阪。
ヒョウ柄ファッションのおばちゃんをはじめ、どのファッション雑誌にも載っていないような独特な文化があります。決して最先端の服を知らないわけじゃありません。梅田付近はセレクトショップの宝庫ですからね。
- 誰とも被らないように
- 自分だけの着こなし
- 笑ってもらえれば良いじゃない
というように、とにかくポジティブで楽しい県民性が服装にも現れています。
人目を気にせず自分のファッションを楽しもう
なので、大阪に行く際は他人の目を気にしないようにしましょう。どれだけ格好をつけても構いません。テーラードジャケットにサングラスをかけてイケイケのファッションでも大丈夫!自分が楽しいと思えるものを着ていきましょう。
セレクトショップに行っても他の県と雰囲気が全く違います。店員さんも接客よりも会話を楽しもうとする感じがあります。
先日、ジムのパーティがありました。クラブを貸しきって全国の県からコナミ会員が集合。皆でお酒を飲みながらエアロビするというパーティです。大阪の方はアフロを被って口の中に七色に光るライトを仕込んでいましたww人を笑顔にする気持ち。これも服装に現れるんですね。
何を着ても溶け込める
名古屋は何となく人目を気にします。私も歩いていて見られている印象がありますし、下手な服装では歩きたくないなと思います。街で浮いちゃいますからね。
大阪は変な服装でも溶け込んじゃうんです。ど派手なゼブラのストールやカラフルなパンツも馴染んでしまいます。
府を誇りにしている
大阪の人って「大阪」が大好きですよね。関東に行っても大阪人であることを誇りに思っています。この堂々とした気持ちが他県に行っても服装を変えない理由です。大阪のおばちゃんって何処でも同じ服装で居ますからね。
東海人としてはちょっと羨ましい限り。
【東京】流行の最先端
By: Tatsuo Yamashita
東京は整然としています。表参道をはじめ、一流ブランドが並んでいる通りは街自体がオシャレです。大阪が雑然としており、名古屋が発展途上である一方で完成されています。
意外とシンプルで清楚
なので服装も清楚。メンズ服で言えば「スプートニクス」で販売されているような都会的オシャレな服装が主流です。
旅行で東京に行くときは気合を入れていました。「オシャレな人たちに負けないようにしないと!」行ってみてビックリ。意外と地味なんですよね。名古屋と比べると「えっ?!」って思うくらい。
歩いてみて分かったんですが、キレイ目ファッションじゃないと街に溶け込めないんですよ。私が1人浮いていました。
他県が交じり合っている
東京の人はほとんどが地方出身です。私と同じようなイメージで東京に来ています。人よりも街の雰囲気に合わせていきますので、誰もが似たファッションになっていきます。
時々、物凄いオシャレな人と物凄い地味が人が居るくらい。
東京都の中で特殊な街が多い
ただし、「原宿」「下北沢」は別格。ここだけファッションが爆発したような街になっています。さすがに流行が発信される街ですね。
東京をひとくくりにするのは難しいのかもしれません。巣鴨・浅草と渋谷・新宿では違いすぎますもんね。全体の雰囲気として洗練されている。行くスポットで服装を変える。このくらいの意気込みが必要だと思います。
まとめ
通販で何でも入手できる時代になったとは言え、やっぱり県民性を感じますね。
TPOを間違った時って本当に辛いです。なので行く街のことを調べて服装を考えることをおすすめします。そうするとファッションがまた楽しくなりますよ。