上司・同僚の目線ばかり気になりませんか?
近頃ミスが多い、注意されるんじゃ無いかとビクビクしているあなた。
家に帰ったらいつも以上にヘトヘト。眠いからベッドに入るけど翌日のことを考えて眠れない。
単純な「気持ちの問題」じゃないかもしれません。
SAD(社会不安障害・社交不安障害)という精神的な病気が若者を中心に流行っています。
重くなると人の目線が気になって外出できなくなります。
もしかしたら仕事上の気疲れも軽い社会不安障害が原因かもしれません。
そこで今回は意外と知られていないこの病気についてまとめてみました。
SAD(社会不安障害・社交不安障害)とは
By: Loren Kerns
神経症の一種です。
人前に立つのが怖い、他人とすれ違うのが怖い。
コミュニケーションに対して自分が被害を受けるかもしれないという自意識過剰な気持ちが大きくなっている状態です。
気持ちの問題だけでなく実際に生活に支障が出ます。
具体的な症状
- 人前に立つと手が震える
- 電話に出られない
- 人と目が合わせられない
- コミュニケーションを必要とする場面でめまい、動機、吐き気などを感じる
一生のうちに3~13%の確立で発症すると言われています。ですが、現代では「うつ病」と一緒に発症するケースが増えています。
仕事との関わり合い
By: Phil and Pam Gradwell (to be)
実はこの病気。仕事と密接な関係があります。
人は誰でも叱られると落ち込みます。しばらくすれば落ち着いてきて仕事に専念できますよね。
ですが、社会不安障害は叱られることから発症します。
「また叱られたらどうしよう。」「こんなことをしたら叱れるんじゃないだろうか。」
ミスが怖くて全て失敗に対する恐怖に意識が行くようになります。こうなるとプライベートの時間でも仕事のミスを考えるようになります。
「何だか不調」はイエローゾーン
ここの所ミスばかり・・・と悩んでいませんか?この悩みが既にイエローゾーンです。
仕事上で以下のことを感じたら気をつけて下さい。
- 細かいミスが頻発する
- 仲の良い人の顔色まで気になる
- 何かと謝ってばかり
- 急にイライラする
時間に対して仕事量が多いほど発症しやすくなります。部署移動、勤務時間の変更などが原因になります。
メンタルヘルス.jpで診断チェックが可能です。上記に当てはまる方は診断しておきましょう。
改善方法
心療内科に行きカウンセリング+薬により治療することが可能です。
しかし、軽度の場合なら自分の行動・考えを変えることで改善できる可能性があります。
自分でできる方法
- 1つのことだけに意識を向けない
- 適切な睡眠、運動を心がける
- 全ての仕事を受け持とうとしない
- 無理な発言、アピールをしない
内向的なのに目立ちたい、人と比べてしまう性格が仕事で社会不安障害を発生しやすいタイプです。
仕事で上に立つのは素晴らしいことですが、まずはストレスを溜めないような生活を心がけましょう。
自分に余裕が無くては大きなミスに繋がります。
うつ病と同じく「セロトニン」という物質が関与しています。
セロトニンを作り出すにはトリプトファンなどの栄養素が必要なので、サプリメントを試してみるのも効果的です。