「これ格好良い!」
そう思って買ったのに、実際に着たのは1~2回。半年後には着たいとも思わないくらい飽きてしまった。なんてことありませんか?
「このアウター、12,800円もしたのに全然着なくなっちゃった。勿体無いから取っておくか。」と、クローゼットのデットストックにもなりやすいため、とても無駄です。そうならないために、飽きやすい服の特徴を5つご紹介します。
私も服を買い、捨てるを繰り返しました。現在は厳選した衣類のみを持っています。その経験からどんな服を着なくなり、どんな服を着続けるのかが分かりました。皆様の参考になれば幸いです。
1.直ぐに着なくなる衣類の5つの特徴
個性が強すぎる
- 色が派手
- ワッペンがたくさん付いている
- シルエットが個性的(膝丈までくるロング丈など)
のように、インパクトの強いアイテムは飽きやすいです。手持ちアイテムとのコーデが限られるため、いつも同じファッションになり勝ちだからです。
例えば最近流行っているクレイジー柄のシャツ。
photo by:ZOZOTOWN RAGEBLUE
複雑な模様とカラーリングが印象的です。異なるチェックを2種類使っているため、同系色ながらたくさんの色が取り入れられています。そのため「カラフル」です。
上半身がカラフルだと下半身は印象の弱いアイテムにすることになります。ダメージ感の無い濃紺ジーンズや黒パンツとの合わせしかできなくなります。
微妙なサイズ感のアイテム
- 着丈がピッタリでも無く、オーバーサイズでも無い
- 前かがみになると肩が窮屈
- 肩幅が広すぎて、アメフト選手状態になる
どのように着こなすかを考えずに買うとこのようなサイズ感になることがあります。サイズの小さいアイテムは着心地が悪いため、別のアイテムを着るようになります。
着丈が微妙なサイズのシャツ(お尻が隠れるようなイメージ)は、狙って大きめのサイズを着た印象が無いため、単純にサイズを間違えて買った印象となります。中学生が母親の買ってきた大きめシャツを着ているような感じ。
アメリカ輸入のアウターを日本人が着ると着丈がピッタリでも肩幅が大きいことがあります。時代遅れの印象になります。
この手のアイテムの代表選手がユニクロのシャツです。
photo by:UNIQLO
身長別着丈をモデリングできるページで身長168cm、着丈72cmだとこのようになります。お尻が隠れる程度の使いづらい長さであることが分かります。
品質が悪い
- チャックが金属では無く樹脂でできている
- ボタンに光沢が無い
- インナーが透けるほど生地が薄い
アイテムの品質が悪いと何度も着たい!と思いません。そのアイテムに対する思い入れや特別感が薄れるためです。品質の問題なので安いアイテムが悪いのではありません。高いアイテムでも品質が悪ければ直ぐに飽きてしまいます。
高いアイテムは細かなデザイン性にこだわっています。黒いシャツでも全ての糸を黒くするのか、ボタンは白い糸を使うのかで印象が違います。
ユニクロは安い割りに品質が良いため、長く着たくなる掘り出し物があります。ユニクロのコラボ商品が人気なのは安さにデザイン性が加わっているためです。
photo by : UNIQLO U
年齢に合わない
- 太いボーダーのセーター
- キャラクター物のTシャツ
のように、若者が好むアイテムがあります。懐かしさを感じ、30代でこれらのアイテムを買ったとしても着るシーンが限られます。外出時には恥ずかしい為、ルームウェア・作業着としてしか使えなくなります。
photo by:ZOZOTOWN ARCADE
もちろん30代向けのアイテムでも上記のようなデザインの物があります。しかし、生地質が良いためほどよく光沢がある・シルエットが良いなどの特徴があります。(カシミア生地がそうですね。)こうした特徴が年齢相応の良さを演出します。
衝動買いをしたもの
店頭で「あ、これ良いかもしれない!」と思って即買ってしまうことがあります。
この場合、
- 手持ちの何と合わせるかを考えていない
- 思い入れが薄い(ずっと欲しかった品では無い)
- 商品の口コミを見ていない
というデメリットがあります。
1度洗っただけで縮んでしまう、合わせられるアイテムが無いのでクローゼットの中で浮いてしまう可能性があります。特に通販の衝動買いでは着用感も分かりません。
2.どういった物が長く着られるのか
では、逆に飽きないアイテムはどのような特徴があるのでしょうか。思いつく限り、箇条書きで書いてみます。
- 傷みにくい
- メンテナンスが少ない(アイロン掛けをしなくてもシワにならない、手洗いの必要が無いなど)
- シンプル(白シャツ、ストライプシャツ、タートルネックセーターなど)
- 機能性に優れている(軽くて温かい、ストレッチ素材で伸びるなど)
- 年代を問わない
- 着られる期間が長い(春も秋も使えるチェックシャツなど)
- 合わせやすい(スキニーの濃紺ジーンズなど)
では派手なアイテムが全く使えないかと言えばそうでもありません。
最初にご紹介したクレイジーシャツでも、モノトーン系の2色使いならカラフルになりません。「どうしたら合わせやすくなるか。」を考えることで、買った後に困ることが無くなります。
カラフルシャツでも腕まくりをするだけで表面積が減り、カラフルさも減らせます。
対応策を考えずに買うことで、着ない期間が長くなり飽きてしまう結果になります。
まとめ
私も毎年たくさんの服をほとんど着ずに売ってしまっていました。その大半が通販で買った服なんですよね。着丈や色身が良くても、ファスナーが樹脂製と言うだけで着なくなることもありました。
先ほども書きましたが、大事なことなのでもう1度言わせて下さい。
「これ、何と合わせられるかな?」
と絶対に考えましょう。
私、最近ローファーが欲しいんです。ジーンズとも合わせられますし、もちろんジャケットやシャツとも合います。革靴ほど堅苦しくなく、スニーカーほどカジュアルじゃない。これは使いやすいだろうと言う結論に達したため、良いものを買おうと考えています。
今までどれだけ着ない服に無駄金を使ったか・・・。怖くて考えられません。皆さんはどうか私のように無駄金を使う前に、飽きない服選びができるようになって下さい。